インタビュー
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(4)宮沢氷魚さん/赤西吾郎
Q. ドラマ『コウノドリ』に出演すると聞いて
前作のドラマも観ていましたし、原作も読んでいたので、まさか自分が出るとは…と、驚きました。出演されているキャストの皆さんもまさに“オールスターチーム”な皆さんが揃っているので、一緒に出演できて本当に光栄です。
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Q. 前作の感想
知らないことがたくさんありました。実は、前作は母と一緒に観ていたのですが、母から僕が生まれたときの話を聞きながら観ていたので、さらに思うことがたくさんありました。また、「こういう出産もあるんだ」という驚きがたくさんありましたし、出産について知ることができる今までにないドラマだったなと思います。
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Q. 演じる赤西吾郎はどんな人物?
赤西吾郎は、赤西産婦人科医院の院長の息子で、ペルソナの研修医。まさに“ゆとり世代”のお医者さんです。知らないことがたくさんあって、人に言われないと気付かないことが多々あります。それに加えて、思ったことをハッキリ言ってしまうところもあって…1話の自己紹介するシーンでは「僕は産科医になるつもりありませんから」とハッキリ言っていましたよね。「それを自己紹介で言うか?」と思ってしまいましたが(笑)、でも彼に悪気はなくて、ただ思ったことをパッと口に出してしまう子なんです。
個人的には…僕自身もJr(二世:演じられている赤西吾郎は赤西産婦人科医院の息子。宮沢さんご自身は、元THE BOOMのボーカリスト宮沢和史さんと光岡ディオンさんのご長男)なので、そこは彼と共通するところだと思っています。役を演じているとき「これはどういう意味だろう」と迷ったら「自分だったらどう考えるかな」と考えると、意外とすんなり吾郎の気持ちがわかることがあります。演じるのはもちろん難しいですが、自分と照らし合わせると、意外と吾郎の気持ちがスムーズに理解できる気がしています。
個人的には…僕自身もJr(二世:演じられている赤西吾郎は赤西産婦人科医院の息子。宮沢さんご自身は、元THE BOOMのボーカリスト宮沢和史さんと光岡ディオンさんのご長男)なので、そこは彼と共通するところだと思っています。役を演じているとき「これはどういう意味だろう」と迷ったら「自分だったらどう考えるかな」と考えると、意外とすんなり吾郎の気持ちがわかることがあります。演じるのはもちろん難しいですが、自分と照らし合わせると、意外と吾郎の気持ちがスムーズに理解できる気がしています。
Q. 医師を演じる上での役作り
僕の中で大きかったのは、撮影に入る前に病院の見学に行かせていただいたこと。
本当に衝撃の連続でした。産婦人科の現状を生で知ることもできましたし、研修医の方とお話もさせていただきました。けれど、一番大きかったのはNICUに行ったこと。
そこには、小さな赤ちゃんたちがいました。すっごく小さいんです。僕が想像していたより、はるかに小さかったんです。NICUで、たくさんのコードに繋がれた保育器にいる小さな赤ちゃんたちに会ったとき、その現実を知らなかった自分にすごく苛立ちました。多くの妊婦さんたちは、病院に入院したら、何の問題もなく赤ちゃんを産んで、すぐ退院するものだと僕は思っていました。けれど、NICUにいるたくさんの赤ちゃんに会ったとき、この現実がなんでもっと知られていないんだろうと率直に感じました。
『コウノドリ』は、作品を通して、たくさんの赤ちゃんにアプローチして、知らなかったことをより多くの人に知ってもらえる作品だと思うので、さらに多くの人に観ていただいて、赤ちゃんが生まれることの現実や、産婦人科のお医者さんが足りていないという今の状態を視聴者の皆さんにも知っていただけたら…と改めて思いました。
本当に衝撃の連続でした。産婦人科の現状を生で知ることもできましたし、研修医の方とお話もさせていただきました。けれど、一番大きかったのはNICUに行ったこと。
そこには、小さな赤ちゃんたちがいました。すっごく小さいんです。僕が想像していたより、はるかに小さかったんです。NICUで、たくさんのコードに繋がれた保育器にいる小さな赤ちゃんたちに会ったとき、その現実を知らなかった自分にすごく苛立ちました。多くの妊婦さんたちは、病院に入院したら、何の問題もなく赤ちゃんを産んで、すぐ退院するものだと僕は思っていました。けれど、NICUにいるたくさんの赤ちゃんに会ったとき、この現実がなんでもっと知られていないんだろうと率直に感じました。
『コウノドリ』は、作品を通して、たくさんの赤ちゃんにアプローチして、知らなかったことをより多くの人に知ってもらえる作品だと思うので、さらに多くの人に観ていただいて、赤ちゃんが生まれることの現実や、産婦人科のお医者さんが足りていないという今の状態を視聴者の皆さんにも知っていただけたら…と改めて思いました。
Q. 共演者のみなさんについて
綾野剛さんは特に話しかけてくださいます。作品とは関係ないおもしろい話や、もちろん役柄の話も。本当に全面的にサポートをしてくださいます。
先日星野源さんからも「ごめんね。僕ずっと吾郎ちゃん叱ってばっかりだけど、本当はそんなんじゃないからね!」と優しく話しかけてくださいました。
雑誌『MEN'S NON-NO』モデルの先輩の坂口健太郎くんからは、2年前のデビューからとても可愛がってもらっています。アドバイスもくださいますし「なんかあったら聞いて!」と、言ってくれて、撮影現場に仲の良い先輩がいてくれるのはありがたいです。
本当に皆さんあたたかく、毎日撮影を楽しんでいます。
先日星野源さんからも「ごめんね。僕ずっと吾郎ちゃん叱ってばっかりだけど、本当はそんなんじゃないからね!」と優しく話しかけてくださいました。
雑誌『MEN'S NON-NO』モデルの先輩の坂口健太郎くんからは、2年前のデビューからとても可愛がってもらっています。アドバイスもくださいますし「なんかあったら聞いて!」と、言ってくれて、撮影現場に仲の良い先輩がいてくれるのはありがたいです。
本当に皆さんあたたかく、毎日撮影を楽しんでいます。
Q. 第1話の印象的なシーン
やはり志田未来さん演じるマナの出産シーンです。
撮影現場は、緊張感がすごく漂っていて、吾郎がマナのために「息すって」とか「いきんで」などの指示が書いてあるボードを出していましたが、その現場の緊張感に僕自身も緊張しながらボードを出していました。それをモニターチェックしていた綾野さんが「吾郎の顔最高だよ!この表情はなかなかでないよ!」と言ってくださって…はじめてお芝居で褒めていただいたシーンでもあったので、印象に残っています。僕にとって一生忘れられないシーンになりました。
撮影現場は、緊張感がすごく漂っていて、吾郎がマナのために「息すって」とか「いきんで」などの指示が書いてあるボードを出していましたが、その現場の緊張感に僕自身も緊張しながらボードを出していました。それをモニターチェックしていた綾野さんが「吾郎の顔最高だよ!この表情はなかなかでないよ!」と言ってくださって…はじめてお芝居で褒めていただいたシーンでもあったので、印象に残っています。僕にとって一生忘れられないシーンになりました。
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Q. みどころ
みなさん“出産が大変だ”ということはご存知だと思うのですが、僕自身『コウノドリ』の撮影を経て、赤ちゃんを産んでからの大変さは想像よりもはるかに大変だと知りました。その部分を『コウノドリ』では忠実に描いていきます。出産はおめでたいことですし、華やかです。けれど、それだけじゃない、悲しみや苦労を感じることもあります。さらに、赤ちゃんを産んだお母さんのお話だけではなく、なかなか産科医を目指す人がいないという現状も知っていただきたいです。
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生まれてくることの大変さ、そのあとも一緒に生きていくお母さんと赤ちゃんの力。そしてそれをサポートする周りの人の力がいかに大切か『コウノドリ』を通して少しでも皆さんに知っていただけるとうれしいです。