放送内容
南米アルゼンチン、パタゴニア地方。強風の吹きすさぶアンデス山脈の麓、この乾燥地帯に南米最大の氷河地帯が！湖に面した珍しい氷河など、250以上の氷河がそこには広がる。さらに、アンデス山脈には世界中の観光客や登山客が訪れる絶景の山岳地帯も。夏は20度を超える事もある温暖なこの地域で大量の雪が降り、250以上の氷河が生まれる理由とは？
1日に2m進氷河
アンデスの山々に降り積もった雪が、数百年という歳月をかけて氷となり少しずつ下流に流れていく、これが氷河。中でも、ペリト・モレノ氷河はその流れが早く、氷河は1日に2m、年間600mも進むといわれている。
氷河の源へ
大量に氷河が生まれる場所を探るため、撮影隊はアンデス山脈の名峰・フィッツロイへ。険しく切り立った山では、吹き荒れるパタゴニアの強風により大量の雲が発生していた。その雲こそが、この地に大量に雪を降らせ氷河を生んでいたのだ。
氷河を流れる水の秘密
ペリト・モレノ氷河の上を歩いてみると、落ちたら助からないであろうクレバスや、氷の塔であるセラックなど「氷の美術館」とも言うべき絶景が待っていた。そこには美しい青の川も。この川こそが、氷河の流れに関係していた。