放送内容
南米・ボリビアの奥地、アマゾン上流域にある「ノエル・ケンプ・メルカード国立公園」。そこは、最寄りの町から辿り着くのに2日もかかる大秘境。人がほとんど足を踏み入れないため、手付かずの大自然が残されているのだ。ジャングルを縫うように流れるアマゾン川の支流もあれば、断崖絶壁に囲まれた広大なテーブル状の台地も広がっている。撮影で訪れた雨季、水が織りなす絶景が待ち受けていた。
雨季だけの絶景
断崖に囲まれた、テーブル状のカパル台地。台地の上には川があり、崖に達すると滝となって流れ落ちる。落差88mの滝から勢いよく舞い上がる水煙。これほど水煙があがるのは、水量が最大になる雨季の終わりの約1か月程度。期間限定の絶景であった。
ピンクイルカがすむ川
世界遺産のエリア内を流れるアマゾン川の支流・イテネス川。そこには、滅多に見られないピンク色のイルカ“アマゾンカワイルカ”が生息している。さらに、野生動物の宝庫であるイテネス川で、カピバラの親子やオオカワウソの群れの撮影にも成功。
標高1000m 断崖の上へ
標高約1000mのカパル台地。断崖に囲まれた平らな台地の上へ登ると、不思議な世界が広がっていた。巨大な岩がいくつも転がり、中には積み上がった岩も。頂上にある無数の岩が台地誕生のヒミツを教えてくれた。