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2016年10月16日放送
ウッド・バッファロー国立公園

世界最大のビーバー・ダム

冬に備えて食料となる枝をせっせと巣に運ぶビーバーを発見。鋭い歯を使い木を齧る。
ビーバーは巣の周囲にダムを作るが、森の奥深いところには何世代もかけ作った870mにも及ぶ世界最大のビーバー・ダムがある。

赤・青・白!海だった大地

まるでモダンアートのように緑の大地を彩る赤、白、エメラルド色。
それらはここが海だった太古の記憶。自然美も世界遺産に登録された理由の一つ。

6000万頭!バイソン大虐殺

かつてアメリカ大陸を埋め尽くすほどいたバイソン。
19世紀、先住民制圧のため大量に虐殺され、北の森で暮らす森林バイソンは絶滅したと思われていた。
しかしわずかに生き残った森林バイソンをこの公園で保護、数を増やした。

九州より面積が大きいカナダ最大の国立公園は、絶滅の危機にあったバイソンを保護するために誕生した。
その森奥深くには衛生写真でしか確認できない、世界最大のビーバー・ダムもある。
870mにも及ぶダムは何世代もかけて作られた。木材と水が豊富にあるこの森はビーバーにとって恰好の住処。
空から見ると赤い植物と白い塩、エメラルド色の湖が鮮やかに彩る。これらは太古ここが海だったことを物語る。

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