放送アーカイブ

2016年1月24日放送
カトマンズ盆地

大地震!崩れた古都

古都カトマンズでは、広場の寺院がいくつも倒壊し、旧王宮の高層塔が崩れ落ちました。
そして世界最大級の仏塔を持つ寺院はシンボルである「ブッダの知恵の目」を失ったのです。
震災前の映像と比較して、被害の大きさを伝えます。

生き神の少女!クマリ

カトマンズ盆地では、ヒンドゥー教徒も仏教徒も「生き神・クマリ」を崇めてきました。
クマリは穢れなき少女神です。3〜5歳で神に選ばれ、初潮を迎えると神の座を降ります。
クマリ信仰は、700年以上続いてきました。

よみがえる技!王宮の浮き彫り

寺院や王宮は、浮き彫りを施した木とレンガの伝統様式で建てられてきました。
世界遺産の復興には浮き彫り職人の技が欠かせません。
職人の村を訪ねると、少しずつ仕事も増え、明るい兆しも見え始めたといます。

2015年4月、ネパールを襲った大地震は「カトマンズ盆地」の世界遺産に甚大な被害を与えました。
ヒンドゥー教と仏教が混じった独自の文化が生んだ3つの古都と900もの華麗な建築物は、13世紀から500年にわたり繁栄した王国の遺産です。
取材班がカトマンズ盆地を訪れたのは地震から半年後のことでした。
震災前の映像と比べて、崩れた旧王宮や寺院などの被害状況を紹介。復興を目指す世界遺産の現状をリポートします。

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