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2014年11月2日放送
コモド国立公園

人も襲う!世界最強のトカゲ

コモドドラゴンは、人間をも襲い死に至らしめる世界最強のトカゲです。
彼らは25cmもある長い舌で10km先の獲物の匂いを嗅ぎ分け、仕留めた獲物を骨ごと丸呑みにします。
そこは、爬虫類が生態系の頂点に君臨する極めて特殊な島でした。

激流に閉ざされた島

火山活動で生まれたコモド島。周辺の海は、世界有数の潮の流れの速さで知られています。
激流渦巻く海が、コモドドラゴンの天敵が島に渡ってくるのを阻み、オオトカゲの楽園を守りました。
激流はまた、海の中にもうひとつの楽園を育んでいました。

水牛まで倒すドラゴンの毒

コモドドラゴンの最大の武器は毒。
彼らはその毒を使って、体重が自分の10倍もある水牛を襲います。
ドラゴンの毒には出血が止まらなくなる作用があり、一度噛み付かれたら最後、相手は死を待つしかないのです。

インドネシアの赤道近くに、恐竜時代を思わせる島があります。
島に君臨するのはコモドオオトカゲ…またの名をコモドドラゴン。
全長3m、体重100kgに迫る世界最大にして最強のトカゲです。
コモド島と周辺の小島だけに生息するコモドドラゴン…最も原始的なトカゲの生き残りと言われ、生息数は3000頭にも満たない絶滅危惧種です。
彼らの謎に満ちた生態に迫りました。

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