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2009年11月15日放送
西ノルウェーのフィヨルド群
フィヨルドは、ノルウェー語で「内陸に深く入り込んだ湾」を意味する。かつて氷河が刻んだ地形は、1000メートルを超える断崖となり垂直にそびえ立つ。
西ノルウェーフィヨルド群の中でも、ガイランゲルとネーロイフィヨルドは、その特徴が顕著なもの。地球史を記す絶景として世界遺産に登録された。
北欧の歴史に登場するヴァイキングは、フィヨルドから外洋に漕ぎ出していった。
その時代が終わりをつげた12世紀に立てられた木造のボルグン・スターブ教会。
ノルウェー独自のスターブ(支柱)教会は、キリスト教とヴァイキング文化が融合したもの。ドラゴンと蛇の絡み合うウルネス様式の装飾が特徴。
フィヨルドの断崖に残る農場跡。かつて、地主の取立てから逃れ、急斜面で家畜を飼い暮らした人びとがいた。この断崖の家もフィヨルドの歴史を語る上で重要な文化財として保護されている。子どもが崖から落ちないように、腰にロープをつけて生活していたエピソードなどを紹介。
フィヨルド観光の拠点となる都市ベルゲンから、ネーロイフィヨルドに向かうとき、多くの観光客が利用する「フロム鉄道」を紹介。途中、停車駅があり、断崖から流れ落ちる「ショース滝」を目の当たりにすることができる。ネーロイフィヨルドでは、フェリー観光の途中、断崖から流れ落ちる滝水を汲み、観光客に飲ませてくれる。
メキシコ湾流(暖流)の影響で、フィヨルドは凍結することなく、一年を通じてフェリーによる観光が楽しめる。
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