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2009年5月31日放送
シアンカアン(ユカタン半島)

マナティ

世界で絶滅が危ぶまれている動物のひとつに「マナティ」がいる。その昔乱獲に会い激減したが、シアンカアンでは保護の対象となり数百頭にまで回復したという。
「人魚」のモデルとなったともいわれるマナティがゆったりと優雅に泳ぐ姿を紹介する。

マヤが交易に利用した川

ユカタン半島は、石灰岩層のため雨が地中に染み込むため川ができないといわれるが、シアンカアンには湿地帯に細い川が流れている。青い川をボートでゆっくりと進むと途中にマヤの遺跡もありシアンカアンの観光の目玉ともなっている。

聖なる泉・セノーテ

ユカタン半島の石灰岩層は壮大な地下世界も作ってきた。それは聖なる泉「セノーテ」で敷地内のジャングルにはいくつものセノーテが点在している。そしてそれぞれ地下でつながりいまだその全容は解明されていない。今回セノーテに15年以上潜り続ける水中カメラマンに依頼し、その神秘の地下世界の撮影に成功した。

メキシコ・ユカタン半島の西側に位置するシアンカアン生物圏保護区は約52万ヘクタールもの広大なエリアに300種以上の鳥類をはじめ、多様で豊かな動物相が保存されている。
カリブ海の熱帯の魚やイルカ、そしてマナティ。陸地に目をやればエリアの半分を占めるといわれるマングローブの湿地帯。
そして、ジャングルの中に点在する神秘の泉「セノーテ」それらは太古の昔から変わらぬ姿を残し、動植物たちのゆりかごとして存在し続けてきた。シアンカアンを守る管理官の活躍の様子と地下に広がる神秘の世界を中心にその魅力に迫る。

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