JNNドキュメント

JNNドキュメント 毎週(火) 午後11:00〜12:00

地上波では、地域ごとにしか見ることのできない地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーをお送りします。

2021年07月放送

2021年07月27日放送

畳破り

制作:NBC長崎放送

長崎県諫早市白浜町「楠公神社」に伝わる新春行事「畳破り」。上半身裸の男たちが、一枚の畳を挟んで激突!畳を引き裂き、藁を体にこすりあう奇祭である。
神社の祭神は、鎌倉時代の武将・楠木正成とその子正行。「畳破り」は楠木正成と鎌倉幕府軍が激突した「千早城の戦い」(1333年)を再現したものと伝えられる。しかし千早城は大阪にあった城である。なぜ諫早で戦いを再現しているのか?なにより「なぜ畳を破るのか?」地元の人に聞いても誰も分からず、気にかけたことすらないというが、果たしてそのルーツとは…?
子を思い、忠義を尽くして戦地で散った正成公の心を今の白浜に探しながら、福を呼び込むユニークな初春の慣わし「畳破り」をご紹介します。

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2021年07月20日放送

夢の栗〜ふるさと・石畳をつなぐ

制作:itvあいテレビ

昔ながらの街並みが残り観光地としても知られる愛媛県内子町。その中心部から、車で約30分進んだ山間部にある集落、石畳地区。
そこには過疎化に悩まされながらも、愛する故郷を残そうと奮闘する人々がいた。
高齢化や人口減少など、立ちはだかる問題は厳しいが、彼らの中に見返りを求める者はいない。代々受け継がれてきた“故郷への愛”が町おこしの原点だろう。ここ数十年の地域住民の活動の甲斐あって、石畳地区の景観の美しさや人の温もりを求め、地区外からも定期的に足を訪れる人が増えたが、依然として少子高齢化の波は押し寄せる。
30年後には地域人口が90人にまでになると予想されるこの石畳地区に、どうにか雇用を生み出そうと、地元の栗農家たちが昨年2月に会社を設立。社名は「石畳つなぐプロジェクト」。まさに先祖代々つないできた“石畳”を、自分たちの子や孫につなごうという想いが込められている。
そして設立1年目に踏み出した一歩は、地元で採れる栗のブランド化だった。従来の栗とは見た目も味も全く違う『石畳栗』。農薬を使わずデンプン質が詰まった特大栗だ。彼らはこれを全国に、そして世界に発信するべく動き出す。過疎に悩まされる石畳地区に栗の力で活気を。自分たちがワクワクする町おこしをすることで、後世に明るい光をつなぐべく、常に明るく、楽しみながら過疎化に立ち向かっている人々の強さを発信したい。

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2021年07月13日放送

辺境に生きる〜芸術家と家族の移住生活〜

制作:MBS毎日放送

600人ほどが暮らす小さな町、和歌山・串本町田並。林憲昭さんと茎子さん夫婦は2009年、東京からこの町に移住してきた。町の人里離れた場所で、水道もガスもない暮らし。時には、イノシシ狩りもするワイルドな生活。
林さん夫婦には、2人の子どもがいて、田舎暮らしにもすっかり慣れた。実は、「現代芸術家」の肩書を持つ林さん夫婦。長年、放置されてきた町の映画館を2年前に自らの力で再建し、地方から文化の発信を始めている。
そんな林さん夫婦が暮らす町に最近、移住希望者が増えてきた。コロナ禍が原因だという。何を求め、どのような夢を叶えようと都会から田舎に移り住んだのか。そして、10年余りの年を経て生き方は、子どもの育て方は、どのように変化したのか…。林さん家族の日々をみつめる。

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2021年07月06日放送

よりそい〜静寂と生きる難聴医師

制作:CBCテレビ

日本に10人ほどしかいないと言われている聴覚障害のある医師。三重県尾鷲市の市立病院で地域医療に取り組む先天的に聴覚障害のある内科医・今川竜二医師の日々を追った。

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