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[日本キャスト版]WEST SIDE STORY Season1 製作発表レポート

日本キャスト版ブロードウェイ・ミュージカル
「ウエスト・サイド・ストーリー」製作発表レポート

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」日本キャスト版Season1の製作発表が、公演会場となるIHIステージアラウンド東京で、9月24日に行われた。
トニー役の宮野真守と蒼井翔太(Wキャスト)、マリア役の北乃きいと笹本玲奈(Wキャスト)が歌とトークセッションを披露する製作発表に、3000人を超える応募の中から抽選で招待されたファン850名は大興奮。歓声や笑い、感動のため息、拍手がほぼ途切れることがないほど、一夜限りのプレミアムステージは盛り上がった。

キャストが「マリア」と「トゥナイト」を披露

  • 写真:製作発表レポート

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60年以上にわたり、世界中で上演されている「ウエスト・サイド・ストーリー」。その概要と今回のキャストやスタッフの紹介をまとめたVTRに続き、会場はそのまま物語の舞台である1950年代後半のニューヨーク、ウエストサイドの世界へ!
ステージ上をバイクが豪快に走り抜けると、暗転して静まり返る中、聞こえてきたのは会場を包み込むような美しい歌声。「マリア」を歌う宮野と蒼井だ。客席後方からの意表を突いた登場に、悲鳴のような歓声が湧き上がった。
一方、ステージ上にはアメリカから輸送した美術セット。現在上演中の来日版で使用されているセットで、その2階のマリアの部屋から、宮野と蒼井のロマンチックな歌声に応えるように北乃と笹本が登場した。

大きな拍手で迎えられた4人。劇中歌「トゥナイト」の熱唱に観客は釘付け。会場は一体感に包まれ、北乃は「鳥肌が立った。すごかった」とため息交じりに感想をもらした。宮野は「誰もが知るナンバーで緊張したけど、トニーを演じる実感が湧いてきた」。蒼井は「本番が始まったら宮野さんと歌うことはないので、特別感を楽しんだ」。さらに笹本は「両手にトニーで、どっちを向いたらいいか…(笑)。とても貴重な体験でした」と笑顔を見せた。

会場が笑いに包まれたトークセッション

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続いて、ドクの店のセットに移動してのトークセッション。IHIステージアラウンド東京は客席が360°回転する劇場のため、4人は観客と一緒にゆっくりと回転しながらドクの店へ。「テーマパークみたい!」と移動を楽しんでいた。
トークセッションは終始和やかな雰囲気で進行。司会者から、このステージに初めて立った印象を聞かれた蒼井は「客席がめちゃくちゃ近いですね」と感想を語りつつ、「つばとか飛んでないですか?」と前列の観客を気に掛けると、宮野がすかさず「飛んでるよ、飛んでる!うれしいんじゃない?(笑)」これには会場も爆笑。さらに、劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月“下弦の月”の公演ですでにこの劇場を経験している宮野は「お客さんだけでなく、演者である僕らも作品の世界に没入できる。だから今回、皆さんはニューヨークの街の住人のよう。それくらいリアルに感じられます」と真剣に語りつつ「ホントは豊洲だけどね」と笑いで締めた。
「ウエスト・サイド・ストーリー」という作品について、笹本は「約60年前に映画化され、私の父と母はリアルタイムで見ていました。歴史ある作品に自分が参加でき、それを両親や祖父母がとても喜んでいることがうれしい」としみじみ。蒼井は「悲恋を題材にしながらも、ずっと変わらない社会問題を人々の心に訴え続けていて、今回も皆さんと一緒に考えていける。そこがこの作品の魅力だと思う」。

さらに、ツイッターで寄せられた質問に4人が応える形でトークセッションが続いた。質問ボックスから取り出された「特に見て欲しい注目シーンは?」の質問に対し、宮野は「バルコニーシーン!この劇場ならではの見せ方をしていて、僕らもその世界に飛んで行ってしまいそう。マリアとトニー2人だけの世界がそこにあるので、早く体験したい」と語ると、蒼井は「楽曲と共にいろいろなパフォーマンスを見てほしい」。北乃は「トニーとマリアの出会いのシーン。言葉ではなく抽象的に描かれていて、すごく素敵で好き。日本の作品にはあまりないシチュエーションだと思う」と自身も楽しみにしている様子。笹本は「会場セットのどこかに川が流れます。それがとても重要なシーンになるので、ぜひ注目して」とマニアックなポイントを挙げた。
続いて、「長丁場の舞台を乗り切るための食べ物は?」の質問には、食べることが大好きな蒼井が反応。「公演後、楽屋に1ピースでいいからケーキを置いてもらえるとうれしい」とお願い。すると宮野が「そう言えば、この間の舞台稽古の移動の時、胸ポケットがずいぶん膨らんでるなと思ったら、お菓子がいっぱい詰まってたよね。おせんべいやらチョコレートやら…」と蒼井のおやつ好きを暴露。一方、笹本も甘いものが大好物のようだが「マリアが太ってしまうといけないから、お味噌汁でも…」としっかり自制していた。
さらに「共演者のココがすごいと思ったところは?」の質問に、北乃が「笹本さんは、私の人見知りを察して話しかけてくださり、ミュージカルに関してもいろいろサポートしてくださって、とても優しい。でも、お芝居になるとスイッチが入って目が変わるのがすごい。蒼井さんはケーキの中でも特にチョコレートケーキが好きみたいで、年上ですがかわいらしい。蒼井さんが一言話すと現場が和やかになる、そういう才能を持った方。宮野さんはすごく面白い方。ネガティブなことも必ずポジティブに変換してお話される方だなとずっと感じています」。そんな北乃の細かい分析に、3人は恐縮したり感心したりしながら聞き入り、「私たちはすごくいいカンパニーになると思います」の北乃の言葉に大きくうなずいていた。
宮野も「稽古で意見を交わしながら、お互いのパーソナリティがわかって来たところ。とても有意義な時間を過ごしている」と言えば、蒼井も「毎回の稽古が新鮮で、自分の中にある新しいものを引き出してもらっている感じ」。笹本は「個性豊かな人ばかりなのにまとまっているのがすごい。間違いなく世界一のカンパニーだと思い…たい」と微妙な語尾に、キャストも観客も大爆笑となった。

4人からのメッセージに応援と期待の大拍手!

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最後に司会者から「一言ずつメッセージを」の言葉に、間もなく始まる公演にそれぞれが熱い思いを込めた。
宮野は「僕らが楽しんでこの世界にいるんだということを、皆さんに早く見ていただきたい。見に来てくださることで僕らのお芝居は完成します」。蒼井は「皆さんと一緒に『ウエスト・サイド・ストーリー』を作り上げていきたい。ぜひ見に来てください!あと、最近クレープが大好きで、一番欲しい差し入れはクレープ。なので兄さん、いいですか?」と宮野の顔を伺うと、「了解、了解」と宮野がしぶしぶ差し入れを約束。「やったー!」と無邪気に喜ぶ蒼井に、会場も大拍手。
北乃は「素敵なキャストとスタッフの皆様で、本当に素晴らしい作品ができます。ぜひ劇場に足を運んでください」。笹本は「いつの時代に見ても絶対的に心を鷲掴みにされる大きなテーマやメッセージを持った作品。この先も10年20年100年と、ずっと続けばいいなと思いながら、私たちも心を込めて1回1回の公演を務めます。皆さんもキャストの一員になれる数少ない作品だと思うので、ぜひ一緒に体感してください」。
会場から4人に惜しみない拍手が贈られた。

お芝居や歌に加え、トークでも観客を魅了するエンターティナーの4人。他のキャストやスタッフも含め「最高のカンパニー」と口を揃える日本キャスト版Season1は、11月6日、いよいよその幕を開ける。

[日本キャスト版]WEST SIDE STORY Season1 ビジュアルTVスポット

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— 30秒 [宮野・北乃ver.] —

— 30秒 [蒼井・笹本ver.] —

— 15秒 —

Season1 出演者コメント【ロングver.】

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— 宮野真守(トニー役) —

— 蒼井翔太(トニー役) —

— 北乃きい(マリア役) —

— 笹本玲奈(マリア役) —

[日本キャスト版]WEST SIDE STORY Season1 TVスポット

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Season1 出演者コメント

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トニー役:宮野真守(Wキャスト)

今回、IHIステージアラウンド東京で”世界初演”として上演する ということで、非常にありがたい機会をいただいたと思っています。僕はミュージカル初主演になりますし、ブロードウェイ・ミュージカルも初なので、いろんな”初”が目白押しなんです。プレッシャーも大きいですが、ここに居させていただける喜びを感じつつ、仲間と切磋琢磨していきたいです。僕はあのステージ(*2017〜18年に劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》をIHIステージアラウンド東京で上演)の経験者ですが、初めてあそこに立ったときに「ある意味今までの経験が参考にならないってこういうことなのかな」と感じたんです(笑)それぐらい画期的で、まさにエンターテインメントの最先端を行っているステージです。あの劇場だからこそできることがたくさんあるので、出演者も観客のみなさんも今までに見たことのない経験ができると思います。僕にとっても大きな大きなチャレンジになります。ぜひ応援してください!

トニー役:蒼井翔太(Wキャスト)

60年以上変わらず愛されてきて、これまで多くのみなさんが繋がれてきたこの作品に、自分としてもまた新しいエッセンスを加えられたらいいなと思います。僕は結構声が高いですが、その蒼井翔太がやるからには新しいところを少しでも出せていけたらいいですね。ステージアラウンドの舞台に立ったことがないので、どういうふうに動くのか、未知というかまだ想像できないんです。きっとお客様もただ観ているだけじゃなくて、席が動いて、キャストと一緒に作り上げているような感覚になれるんじゃないかなと思います。
「ウエスト・サイド・ストーリー」の主役を演じるというのは、プレッシャーです。でも、神様からのお告げじゃないですけど、そのプレッシャーを楽しめよって言われている気がして…。僕が楽しまないと観ている方々にそれが伝わらないと思いますし、まだまだ知らないことがたくさんあるので自分の中にそれを吸収して、120%以上の演技やパフォーマンスをみなさんにお届けできたらと思っています。

マリア役:北乃きい(Wキャスト)

初めてのミュージカルのオーディションで、自分なりにいろいろと準備したのですが、正解が見つからなくて。オーディション当日、会場の部屋の扉を開ける直前まで自信がなくて「1%の希望もないんじゃないか…」という感じでした。でも扉を開けた瞬間に「マリアは私しかいない!」って思ったんです。こんなこと初めてでした。部屋に入った時には別人みたいになっていて、もうマリアとしてそこに立っていました。そして、オーディションが終わって部屋を出た時には自分に戻っていました(笑)。そんな今までにない体験をしたので、その時の感覚を大切にして本番に挑みたいと思います。今回は「世界初」ということで演出も変わってきますが、激しいダンスも多いから演じるほうも楽しいでしょうね。今まで以上に”歴史”を作りそうな気がします。(演出の)デイヴィッド・セイントさん、共演者のみなさん、そしてオーケストラのみなさんと一緒に、新しい「ウエスト・サイド・ストーリー」を作っていけたらいいなと思っています。大切に時間をかけてお客様に素敵なものを届けられると思うので、ぜひ観に来てください。

マリア役:笹本玲奈(Wキャスト)

この作品の出演が決まったと伝えたときに一番喜んでくれたのは、祖父母と両親でした。映画公開時に映画館で観ていたそうで、とても歴史の長い作品なんだなと改めて感じました。時代ごとに演出が変わり、その時代に生きる人たちの心を鷲掴みにする作品に生まれ変わることが多々あります。本作もそんなふうになればいいなと思っています。マリアは若さが溢れ初々しく活発で明るいイメージがあるので、歌って踊るシーンではお客様にニコっと笑っていただけるようなマリアになりたいです。オーディションの時のダンス審査で久しぶりにダンスシューズを履いて踊ったらすごく楽しくて。稽古や本番はもっともっと楽しいんじゃないかな、とワクワクしました。60年以上の歴史あるミュージカルの大作が、全世界で初めて、客席が360°回転する劇場で上演されるということで、私自身もすごく楽しみです。お客様も作品に入っていけるような、一緒に体感できるものになると思いますし、お年寄りの方はもちろん若い方も、ご家族揃って是非お越しください。

演出家 デイヴィッド・セイント コメント

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過去にも「ウエスト・サイド・ストーリー」を著者のアーサー・ローレンツとともに、ブロードウェイをはじめ世界中で演出させていただいておりますが、このように革新的な方法で演出するのは初めてです。360°回転するステージアラウンドシステムにより、マンハッタンの街並みに完全に没入するような世界感を表現することができたり、様々なアワードを受賞している素晴らしいデザイナー陣のおかげで、この傑作を完全に新しい方法でステージングできます。また、大変才能溢れる日本の俳優さんたちとともに、今まで見たことのない手法で、この名作に新しい息吹を吹き込めることを大変楽しみにしております。