インタビュー

森岡豊さん

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Q― このドラマのお仕事が決まったときのお気持ちは?

まずは、仲間由紀恵さんが主演ということで、面白いタッチで描かれるんじゃないかという期待感を感じて、撮影に入るのが楽しみでした。

Q― 本島刑事を演じる上で気を付けているポイントというと?

このドラマの中での役回りとして、事件発生から物語を追っていく上でのストーリーテラー的な部分の一翼を担っているというか、どちらかというと説明台詞が多い役なので、そんな中でも単調にならないように人物造形をしていければとは考えています。例えば、仕草だったり佇まいだったりといったところでいうと、この間の取調室では腕を組んでいたから、今回は腰に手を当てようとか、ちょっとしたところですけど、常に意識しています。
それと、強行犯係のチームワークを感じていただけるよう、どこかで何か出せればということも考えますね。
ちなみに、このドラマに入る前はオールバックのヘアスタイルで捜査一課にいまして、その前は鑑識課にいまして(笑)、そんなときにも、共演させていただいている刑事役の方々の立ち振る舞いを見ていろいろと勉強させていただきました。特に、警察モノなどの職業ドラマの場合などは、その職業について事前にいろいろと調べて情報を仕入れて、役作りの糧にしています。

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Q― 本島刑事はほかの刑事と着ている衣装が違いますが、それはなぜ?

番組スポットの中では、ほかの刑事と同じくスーツ姿の本島ですが、衣装合わせの時に鈴木監督から「所轄の刑事なので私服を着せたいと思うんだけど、どう?」って提案していただいたんです。僕としては、すごくありがたいお話だったので、ぜひということになったのですが、当初用意されたのは、いわゆる2時間ドラマに登場する冴えない刑事が着るような、ちょっと野暮ったいブルゾンだったんです(笑)。でも、それからすぐ衣装部さんが「本島刑事のキャラクターだったらこんな感じですか?」と、あのキャメルカラーのレザーを用意してくれました。そのおかげで、本島刑事というキャラクターが完成したと思います。

Q― 共演者の印象や撮影現場の雰囲気はいかがですか?

もう最高ですね。それこそ、撮影初日からグッと距離が近づいたという感じでした。仲間さんをはじめ、みなさんとても優しいんですよ。
まず、仲間さんの気配りがすばらしいです。主演としての懐の深さを感じますし、あれだけセリフが多くても、撮影の合間にはみんなの輪の中に入って、すごくいい雰囲気を作ってくださるんです。それと、ちょっと天然なところも、なんとも可愛らしいところですよ。
特に刑事課のみなさんは仲が良くて、本番が始まる寸前まで、やんややんやと話をしています。それでいて、本番の声がかかるとスイッチが入って集中するんです。でも、たまにスイッチの切り替えができなくて、グタグタになってしまうときもありますけど(笑)。
とにかく、スタッフさんも含めて、みなさん一丸で作品を作っているという一体感を感じられる現場です。

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Q― ズバリこのドラマの見どころというと?

やっぱり、仲間さん演じる桜さんの潜入捜査と、そこに関わる竹内正人との対比というか、二人で積み上げていく捜査過程といいますか、ストーリーの展開でしょうね。そのほか、少ししか登場しない人物に関しても、監督の演出によっていい描かれ方をされていると思うので、そういった部分にも注目していただきたいです。
僕個人としては、第6話で腹筋を披露するシーンをいただきまして、本当に感謝しています。ああいったコメディー要素も、グダグダになり過ぎず、シリアスな本筋に対していいスパイスになっていると思います。で、最後は桜さんのDJでハッピーな感じで締めくくるという、まさしく週の始まり月曜日にふさわしいドラマだと思います。
それと、僕としては今後、機会があればアクションシーンにも挑戦してみたいです。例えば、お腹にパンチされても「なにか?」みたいな感じのリアクションがあると面白いよね、ということは監督と話をさせていただいていますので、そういったシーンが出てくると嬉しいですね。

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