2017年10月期連続ドラマ

足と靴と健康に関するエトセトラ

足のサイズとタイプを知ろう!

顔が一人ひとり違うように、足の形も十人十色です。普段どれだけの方が、自分の足をご覧になっているでしょうか? まず毎日見る方は希でしょう。意外に、自分の足を見る機会は少ないものですが、ご自身の足をちょっと観察してみましょう。 身体のサイズを表すものには身長や体重がありますが、足にもそれと同じようなものがあります。踵からつま先(いちばん長いゆび)までの長さを「足長(そくちょう)」、親指の付け根と小指の付け根(いちばん幅の広い部分)の幅を「足幅(そくふく)」、足幅のいちばん幅広い部分の周りの太さを「足囲(そくい)」と言います。これは体で言えばウエスト周りのようなものです。

靴選びに必要な足のサイズは足長と足囲です。正確に測るにはシューフィッターのいるお店で計測してもらうのがいちばん良いのですが、頑張ればご自身で測ることもできます。用意するものは、30センチ定規と紐です。まずは壁に定規の0目盛の方をあてます。その上に片足を載せて踵を壁につけ、いちばん長いゆび先の目盛を読めば、それが足長になります。次に、親指と小指の付け根周りをひもで巻いてその長さを測れば足囲が測れます。もちろん左右で足のサイズは違いますので両足を測りましょう。

もう一つ、足にはつま先の形によって大きく3つのタイプがあります。親指が長い「エジプト型」、2番目のゆびが長い「ギリシャ型」、そしてゆびの長さにあまり差のない「スクエア型」です。靴選びの際に足と靴がうまくマッチングするには足のサイズだけでなく、つま先のタイプも重要なポイントになることを知っておいてください。

著者プロフィール

木村克敏(きむら かつとし)
1965年生まれ、東京出身。
東洋大学経済学部卒業後「株式会社かねまつ」入社、ショップ店長、オーダーサロンマネージャー、銀座本店副支配人を務める。その後「コールハーンジャパン」へ転職、ストアマネージャーを経てスーパーバイザー、ショップトレーナーとなる。
6年前より「一般社団法人足と靴と健康協議会(FHA)」の事務局長を務める。現在はシューフィッターの養成講座の運営の傍ら、一般消費者への啓蒙活動の一環として講演活動等も行っている。
上級シューフィッター(バチェラーオブシューフィッティング)の有資格者。

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