現場レポート

みなさん、『神の舌を持つ男』はいかがでしたか？
最終回にしてやっと……蘭丸とミヤビの心が通い合い、自然にキスをした瞬間！！
「オエ〜〜」と激しくえずく蘭丸！その姿に驚いた方も多いのでは？
ミヤビが薬を飲んでいたため、蘭丸の脳裏に何も浮かばせなかった……そんなオチが待っていたと誰が予想したでしょうか？

ということで、蘭丸とミヤビのラストシーン！
撮影当日、そもそも雨予報だったこともあり、パラパラと振り続ける雨。
六平さん「今日が最後なんて悲しいなあ」（六平さんはこのシーンでオールアップ）
佐藤さん「でも、雨がねえ」
六平さん「でも、堤さんならパパパと撮っちゃうよ」
なんて話していると雨が止み、リハーサルがスタート！台本上では約14ページあり、リハーサルだけで10分ほどかかり、また雨が……。すると、「今から撮影始まるところなのに」と六平さんが残念そうにつぶやき、「惜しい。リハーサルを長回ししていたら、一度で終わっていましたね〜」とスタッフがポツリ。（実際には1度で撮影は終わりません）。結局、雨待ちという事になり、「しばしご歓談ください。10話分の積もる話でも……」というスタッフに「ずっと六平さんが話すんだもの。9話10話の積もる話」と佐藤さんが突っ込むと、向井さんと木村さんは「確かに〜」とニヤニヤ。六平さん、すっかり現場のムードメーカーです。
そんなこんなで積もる話をしているあいだに、雨が止み撮影再開。

蘭丸とミヤビのキス部分では……。
堤監督から「ミヤビさんの顔あたりに細菌をCGで入れます！」と説明があり、「顔にですか〜」と失笑する広末さん。そして、えずく蘭丸に対しては「酷すぎ！！」と全キャストから非難殺到！堤監督も「1クールひっぱって、オチがこれかよ〜っていう（笑）」と自分の企画にツッコミをいれ、「タイトルバックのロシアの方にもサイテーって言われましたもん。本当に申し訳ない」と向井さんが謝罪。撮影後にモニターを見るたび、「サイテーだ」と繰り返していた向井さんでした。（向井さんのせいではないですけどね）。光風にいうと、それほど、純粋な丸ちゃんでした〜。

続いて、ミヤビと別れすっかり冷めた？様子の蘭丸部分。
佐藤さん「何て顔しているんだ！」と噴出す。
向井さん「うふふ」
佐藤さん「本番は見ない。絶対に見ない。見たら笑っちゃう」
木村さん「（笑）」
向井さん「見てください！」
佐藤さん「いや、見るんだけど、見ない……」
と、ツボに入ってしまった様子の佐藤さん。
本番後には……
向井さん「見てくれました？」
佐藤さん「（胸のあたりを）見てた！目がやばかったから〜」
木村さん「私は顔が見られないから大丈夫でした（笑）」
などと盛り上がっていた3人でした。

寛治：まさか、この旅はもう、終わりかね？
蘭丸：光さん、寛治さん。二人が僕の人生に必要なら、きっとまた、会えるはずです。それまで、しばしの間、さよならです

そうして、3人がバラバラになるシーン。
「（西日で）狙ったように車が神々しく光っている！」と満足げの堤監督。車の前での3人それぞれの表情がとっても切なかったですね。
そして、一礼して光と寛治と別れる部分では、蘭丸が右手を上げて道を渡ったのを覚えていますか？実はこれ、向井さんのアドリブ！「すばらしい、子供だ！」と堤監督らスタッフはモニターを見つつ大爆笑！本番でのアドリブだったため、「よく笑わなかったですね！」と佐藤さんは何故かスタッフに褒められていました（笑）。

続いて、光と寛治のお約束シーン！
堤監督「十手で打たれたのち、開いたドアにぶつかり、“あった〜”と言ってください」とリクエスト
佐藤さん「分かりました」
堤監督「コメディアンの本領発揮ですね」
佐藤さん「コメディアンではないんだけど……」
堤監督「十手を鼻に入れてみよう」
木村さん「え？鼻に？」
堤監督「入れるつもりで（笑）」
木村さん「あ、はい(笑)」
などと、堤監督のいつもの無茶ブリ？にも、ポーカーフェイスで対応する佐藤さん。本番後には「素晴らしい！」と堤監督は絶賛していましたが、佐藤さんは「あんたがやらせたんだ〜」と満面の笑みでツッコミ！堤監督と佐藤さんの間柄だから通用する、ボケとツッコミなのです（笑）
そうして、蘭丸、光、寛治の別れシーンの撮影は無事終了しました。

これにて、金曜ドラマ『神の舌を持つ男』終了！
視聴者のみなさん、番組を最後まで応援してくださり、ありがとうございます！
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＜おまけ写真＞
蘭丸の祖父･平助のお通夜シーン。
映像には映っていませんでしたが、スタッフの用意した香典袋。

そして、タイトルバックで映っていた「雅」と書かれた芳名帳。
同じページには、こんな人物の名前が……。