開園時間:9:00〜18:00(最終入園17:00)

箱根サン=テグジュペリ MUSEE DU PETIT PRINCE DE SAINT EXUPERY A HAKONE

コラム

星の王子さまミュージアムのバラ園

2016.10.12
写真

サン=テグジュペリの『星の王子さま』のお話には、うっとりするほど美しいけれども、気難し屋のバラが登場します。

バラの花に請われて、バラが嫌がる「空気の流れを避ける」ための「ついたて」を王子さまが準備するシーンは有名ですよね。

写真

ミュージアムには、そのシーンが再現されたフィギュアの鎮座する広場があります。なので、その場所をバラ園にするのは、デザインというよりは、当然のなりゆきでした。しかしながら、私は、最初から、箱根でバラを栽培することに自信がありませんでした。なぜなら…。

みなさま、すでにご存知の通り、バラはちょっとした気難し屋の面があり、まめな手入れが必要です。それだけでなく、ここはもともと湿地帯、湿気を嫌うバラ(うどんこ病が発生しやすい)に対し、雨や霧の多い箱根仙石原では、どこよりも、うまく育ないかもしれない。そして、寒冷地ゆえに、冬越しも大変。と、危惧がありました。でも最善の努力でなんとか!と、希望を持ってのバラ園作りでした。

写真

とにかく、お話にも登場する重要なバラ。植えないわけにはいきません。また、サン=テグジュペリの生きた時代、1900年代以降のヨーロッパでは、赤いバラが新たなバラのトレンドとして、流行しました。おそらく、サン=テグジュペリも、そんな流行りのバラに目をむけていたでしょう。ゆえに、星の王子さまミュージアムでは、赤いバラがメインのバラとなっています。

写真

ちなみに、1800年代のバラ、それまでのバラは、オールドローズが中心で、淡いピンクや濃いピンク、いわゆるローズ色のバラが中心で、現代の女性に人気のバラは、どちらかといえば、そうしたローズ色ですね。

写真

バラ園を作った最初の数年は、本来なら箱根でバラが満開になるはずの6月でも「どこが、バラ園なの?」と、お客様に聞かれてしまう始末でした。

写真

これでは、ダメ。あるとき、私の家でも選んだ土のメーカーさん。(株)タクトさんのスタッフに土と肥料の相談をしました。
バラの根っこがしっかりと張れる土と、花がしっかりと咲く有機肥料に全面的に変える工事をしたのです。これまでの土を全部取り換え。土壌に空気の構造を保つ新型の土を使い、有機肥料を十分に使いました。

写真は 2012年の12月。土を入れた直後の写真で、冬に備えてワラの寒さ避けも…。これも、毎年恒例の作業です。

過去の記事へ

Le Petit Prince™ Succession Antoine de Saint-Exupéry licensed by(株)Le Petit Prince™ 星の王子さま™

Copyright© 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.

トップへ