公演詳細|熊川哲也 K-Ballet Company

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『トリプル・ビル』


20世紀を輝かせた偉大な芸術家たちと
Kバレエカンパニーの時空を超えたコラボレーションが実現!!
2020年3月20日〜3月22日:東京

みどころ

 本公演では、まずストラヴィンスキーが生んだバレエ音楽の革命的傑作『春の祭典』を用いた新作バレエに渡辺レイが挑みます。周知のとおり、1913年バレエ・リュスによる初演以来、時代を彩るあまたの振付家がその強烈無比な音楽に食指を動かされ、さまざまなアプローチで作品に取り組んできました。コンテンポラリー・ダンサーとしてイリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターなど世界の第一線で活躍してきた豊かなキャリアのもと、近年、振付家としても卓越した感性を発揮している渡辺にとっても、かつてない境地への挑戦となりますが、ストラヴィンスキーとの対話から生み出す世界は、彼女の才能をもってすればこその音楽と舞踊の素晴らしい結び付きにより、本作の新たな魅力の発見をもたらすものになると確信しています。
 20世紀を代表するマスターピースとして光彩を放つローラン・プティ振付『若者と死』は、限られたトップ・ダンサーだけが踊ることを許されてきた特別なバレエです。屋根裏部屋に住む若者が冷酷無情な女に翻弄された末、自死に至るというジャン・コクトーの台本、バッハの「パッサカリアとフーガ」の荘厳な調べに乗せてプティが描き出したその世界観は比類ない芸術性に満ち、じつに多くの要求を踊り手に突きつけます。高い身体能力と超絶技巧を要するうえ、苦悩や孤独、狂気といった緻密な心理的表現が求められ、かつそれらが極めて自然であらねばならない―― そのすべてを満たすダンサーの才能が、この作品には不可欠なのです。
 私自身のダンサー人生においても大切なレパートリーである本作を、今回満を持して若きダンサーへと渡すことになります。今は亡き親愛なるプティからこの『若者と死』の日本での上演権を託されたことは、最高の贈り物であると同時に、偉大な歴史を受け継ぐ重責を担うことも意味していました。それだけに、上演には熟慮を要しましたが、今のKバレエだからこそ踏み切れた決断であることは間違いありません。また本作では、2018 年にバレリーナとしての第一線を退いた浅川紫織が、舞台復帰を果たすことも大きな喜びです。彼女が長年抱えてきた深刻な怪我を克服し、再び舞台に立つに至ったことはまさに奇跡と言え、また新たな名演を生んでくれることと期待しています。
 2013年に発表した私の振付による『シンプル・シンフォニー』は、英国が誇る作曲家ブリテンの同名交響曲を用いた作品です。物語を持たないシンフォニック・バレエという枠組みの中で音楽の視覚化に真っ向から取り組んだ本作の振付には、クラシック・バレエがもつ多種多彩な美が凝縮されています。織り込まれたステップの密度の濃さと難度の高さゆえにこれを踊り切ることは過酷を極めますが、だからこそ全身全霊を傾けて踊るすべてのダンサーたちが完璧な調和を遂げたその時、舞台というキャンバスに得も言われぬ美しい絵が立ち昇るのです。
 20世紀を輝かせた偉大な芸術家たちとKバレエカンパニーの時空を超えたコラボレーションが生むこの舞台を通じ、今を生きるバレエ芸術の奥深い魅力を感じていただけると確信しています。
                                                    ―――― 芸術監督・熊川哲也
【TBS取扱(東京公演)チケット料金】
3/20・3/21昼・3/21夜・3/22 S席:13,000円 A席:10,500円 B席:8,500円 C席:5,500円 U-25:3,500円
【公演に関する詳細】Kバレエカンパニー オフィシャルサイト:http://www.k-ballet.co.jp
特別協賛:大和ハウス工業株式会社 協賛:Sugarlady オフィシャルエアライン:ANA 制作:K-BALLET・TBS
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