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報道の魂
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2019年3月17日 放送
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「忘れられる『釜石の奇跡』を語り継ぐ、語り部の思い」

8年前の3月11日、東日本大震災の大津波で、岩手県釜石市では1000人以上が犠牲になった。しかし、市内の小中学生の殆どは避難して無事だった。防災教育の成果として「釜石の奇跡」と伝えられ、悲しいニュースがあふれる中で、全国に希望を与えた。

あれから8年、いま釜石市で「釜石の奇跡」を口にする人は殆どない。遺族への配慮が理由だという。釜石市郊外に住む瀬戸元さんは、震災を体験し、撮影した津波の映像を携えて、語り部活動を続けてきた。瀬戸さんは「釜石の奇跡」が忘れられることは、「率先避難」という震災の教訓も忘れられることになる、と危惧している。

8年前、中学生が小学生の手を引いて、600人が無事大津波から逃げ切った、釜石東中学校。瀬戸さんは防災教育で講師をしていた。東中学校の当時の副校長、生徒たちから、あの日の出来事を聞いた。何が起きていたのか、「釜石の奇跡」の8年後の真実に迫る。


制作:TBSテレビ
ディレクター:天野教義

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