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報道の魂
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2018年6月17日 放送
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「自分は誰なのか、『真実』が知りたい。 ~順天堂医院新生児取り違え問題」

もし、自分の人生が『誰か』によって「取り違えられた」とき、その人生を人はどう、考え、生きていけばいいだろうか。そしてその戻らない時間は、人生は、償われることのできるものだろうか。

今年4月、東京・文京区にある順天堂大学医学部附属順天堂医院は、およそ50年前に医院で生まれた男の新生児について、「ほかの新生児と取り違えた可能性が極めて高い」と公表した。

取材に応じたのは、取り違えられた1人である都内に住む51歳の男性と76歳の“育て”の母親。2人は3年前にDNA検査で一切血縁関係がないことが判明したのだ。

しかし実は40年以上前に、すでに母親は、ある理由から「取り違え」を疑い、医院側に訴えていたことがわかった。でも当時、医院が母親にかけたのは、思いもよらない言葉だった。

自分は誰なのか。本当の子どもはどこにいるのか。真実を求める“親子”の苦悩にカメラが向き合った。


ディレクター:樫田小夜(TBSテレビ報道局)

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