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報道の魂
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2018年6月3日 放送
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「ムシロ旗と星条旗 ~あなたのまちに基地があったら~」

石川県の内灘海岸。多くの海水浴客が訪れるこの場所は、かつてアメリカ軍の基地だった。発端は1952年に政府から突然届けられた海岸接収の知らせ。過去の資料を調べると、当時の政府が村民の意向を聞かず、内灘海岸の永久接収ありきでアメリカとの交渉を進めていたことが明らかに。

米軍基地の設置を閣議決定した政府に、内灘村の住民たちは「金は一年、土地は万年」を旗印に土地の接収反対を訴えた。その攻防は「内灘闘争」と呼ばれ、戦後初の基地反対運動として脚光を浴びた。

内灘闘争と同じ頃、沖縄でも米軍基地の設置に対し反対の声があがっていた。そこには内灘で見たものと同じ旗が掲げられていた。石川と沖縄という遠く離れた地でつながった住民たちの思い、ところがその実情は大きく異なっていた。そして2017年、取材中に起こった米軍ヘリの事故。

戦後から現在まで続く米軍基地の問題と政府の在り方に対し、基地とともに生活を送ってきた人たちが抱える思いとは。


ディレクター:中山誓也(MRO北陸放送)

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