橋爪功さんインタビュー

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Qシリーズ6に参加したお気持ちは?

佐々木蔵之介くんが持っているキャラクターと色合いが、すごく活かされているドラマだと思います。なるほどな…というか、おれが言うと嫌味に聞こえてしまいそうなセリフも、蔵之介くんが言うと、なんだかスッと心に落ちてくるような感じがしますよね。このドラマって、人情モノっぽい部分もあるじゃないですか。そこがこのドラマの魅力ですよね。
それと、安積班のメンバーはどちらかというと都会的でしょ、そういった人たちの中に水沢という男が入っていくことで、ガラッと雰囲気が変わって見えたんじゃないかとは思っています。それにしても、もう少し安積班をいじめたかったですね(笑)。

Q水沢という人物を演じて感じたことは?

当初、どういったストーリーなのかきちんと聞かされてなくて、ただ後半でいわくありげな展開になりますってことだけしか知りませんでした。もちろん、「水沢は警察嫌いで」云々、水沢という男のなんとなくの背景は聞いていましたけど、それが物語の展開にどう繋がっていくかは知らなかったんですよね。
安積班が下町に作られて、その理由というのが大きな事件、そして最終回へと繋がっていくということで、そこに水沢という男が絡んでくるという部分では、物語の流れに大きく関わるところで、少しはお役に立てたかと思いますが、個人的には、下町に住んでいる人たちとの交流などを、もう少し描き入れた方がよかったかなと思っています。ただね、連続ドラマってそういったところの描き方が難しいんだよね。

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Q共演されたみなさんの印象や撮影現場の雰囲気というと?

やっぱり、みなさん爽やかでいいですよね。みんな背が高くて、しゃくに触りますけど(笑)。それにしても、蔵之介くんはすごく素敵な目をしているんですよね。一緒に演じていて、すごく楽しかったですよ。(小澤)征悦は相変わらず照れ屋だし。みなさん良い役者さんたちばかりなので、良い意味で緊張感を持って撮影に臨んでいました。

Q最終回の見どころというと?

それは、みなさんが感じていただくところだと思うので、自分からは言えないなぁ。でも、川口刑事部長が、なぜ押上に安積班を作ったかという謎が解けるわけでしょ。15年前に起きた事件とどう関わっているのか? ぜひご覧になって、その答えを見届けてほしいと思います。