ドラマ特別企画 西村京太郎サスペンス「十津川警部シリーズ8」外房線に消えた女〜十津川の初恋〜

2019年3月25日

解説放送あり

みどころ

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十津川警部の初恋相手が殺人事件の容疑者となり行方不明に
外房線で思い出の地を巡りながら捜査を進める…
十津川の初恋の女性役で菊池桃子がゲスト出演!

内藤剛志主演の十津川警部シリーズ第8弾。内藤演じる十津川警部と石丸謙二郎演じる亀井刑事のコンビが難事件に挑む。今回はドラマ特別企画として3時間スペシャルでお届けする。

十津川警部の初恋の女性が殺人事件の容疑者に!
弁護士だと名乗る男が千葉の館山から十津川を訪ねてきた。男は館山のホテルで女将をしている原口夕子という女性が急死し、夕子の娘・由紀が失踪したと告げる。夕子の名を聞き十津川は学生時代を思い出していた。夕子は十津川の初恋の相手だったからだ。

翌日、その男が死体となって発見される。男が弁護士ではなかったことが分かり、十津川と亀井刑事は事件解決の手掛かりをつかむため夕子が女将を務めていたホテルを訪ねる。すると急死したのは娘の由紀の方で、失踪したのは夕子だということが判明。男はなぜ弁護士を騙り、しかも母娘の生死を逆に伝えたのか…。

数日後、母娘の両方に手を出していた画家が殺されて発見される。依然行方の分からない夕子は最も疑わしい容疑者の一人だ。外房線で千葉県の各地を巡り、連続殺人事件の謎を追う十津川と亀井刑事。御宿などの風景は、30年前に十津川と夕子が海で過ごした思い出を蘇らせる。だが同時に夕子から突然別れを告げられた傷心の記憶も十津川の心に浮かぶ…。やがて夕子と由紀を支えていた県会議員、原口家の主治医など怪しい人物が捜査線上に浮かび、十津川の上司には捜査から手を引くようある圧力がかかる。十津川は夕子の無実と無事を願いながら真実に近づいていく…。

夕子役には菊池桃子がキャスティングされた。30年もの間、十津川への思いを秘めた女心をはかなく演じる。

コメント

<森下和清プロデューサー>

十津川警部シリーズでこれまで語られることのなかったエピソードをご覧いただきたいとの思いから「初恋」をテーマにストーリーを考えました。警視庁の敏腕警部で切れ者のイメージが強い十津川警部の、切ない青春の一コマを描きます。

お相手役は菊池桃子さんにお願いしました。大人の女性を演じながらも可愛らしさの残る稀有な女優さんだと思います。和服と洋服のそれぞれがお似合いでホテルの女将という役柄にぴったりです。内藤剛志さんとの2ショットも画になるなと感じました。

30年ぶりに初恋の相手と再会する十津川と女将の心情を、内藤さんと菊池さんがはかなく演じてくれました。二人の事情を知った十津川の妻・直子と亀井刑事が十津川を支えます。レギュラーで出演いただいている池上季実子さんと石丸謙二郎さんならではの、内藤さんとの絆が活きるシーンになったと思います。

視聴者の皆さんの青春を思い起こしながらご覧いただけると幸いです。