日立 世界ふしぎ発見!

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2023年9月2日 よる9時から放送

第1684回

イースター島 モアイ・全タイプコンプリート!

ミステリーハンター

神田 朝香(こうだ あさか)

1996年11月15日生まれ、熊本県出身。俳優として映画、舞台、ドラマで活躍。趣味は、サッカー観戦、映画鑑賞、スキー。特技は、書道、新体操、ダンス。ミステリーハンターは、今回で2回目。

世界で最も知られ、そして愛されている石像のひとつモアイ像。ミステリーハンター・神田朝香さんがイースター島で挑むミッションは、さまざまなタイプが存在するモアイのうち、7タイプを探ること。モアイ全7タイプコンプリートで神田さんは一体何を発見したのでしょうか?お話を伺いました。

超巨大サイズに帽子を乗せたモアイ!?
そして今年3月に発見された「シン・モアイ」
7タイプ・コンプリートを目指し島を大激走!

イースター島に着いて、最初に感動したのは到着したことでした(笑)。日本から南米へ行くのも大変ですが、南米のチリからさらに3700キロ!まさに絶海の孤島でした。到着しただけであんなに嬉しかったのは初めてです。今後も含め私の人生でそうはない体験だったと思います。そして島を巡ると森や林のない草原。南太平洋の島のイメージとは違ったのですが、私の故郷熊本の草千里に似ているんです!もの凄い時間をかけて初めて来た地球の裏側の場所に懐かしさがあって、ちょっと不思議な感覚になりました。

そしてイースター島には至る所にモアイが在るのです。遺跡に在るというより、街のレストランのそばにも在りましたし、生活圏のどこにでも在るという感じなので、とても身近な存在のように感じました。そして確かにいろんなタイプがあるんです!私のモアイのイメージは、顔の長〜いタイプでキャラクターグッズやSNSのスタンプなどでよく見るタイプだったのですが(笑)、イメージと違って驚くようなモアイもありました。印象的だったタイプのひとつが、私のイメージにない表現が加えられたもの。その表現があることによって、「モアイはいつも見ている」という感じが100倍増します!絶対に悪い事は出来ない!悪い言葉も言えない!と思いました(笑)。

ここに巨大モアイが映っています
わかりますか?

もうひとつインパクトがあったのが、ジャイアント・モアイです。巨大すぎて最初わからなかったくらいです。他のモアイも、近くに行くと想像以上に大きくて驚くのですが、ジャイアント・モアイの大きさは別格でした。そして取材後に、どうしてあそこまで大きくしたのか?とディレクターさんはじめスタッフと妄想大会になりました(笑)。謎が尽きないのもモアイの魅力のひとつかもしれません。

またとても興味深かったのは、それぞれのタイプのモアイを探っていくとそのモアイが造られた当時のイースター島のことがわかるということでした。まだ謎多きモアイではありますが、歴史の痕跡を伝えてくれる存在であることは確かです。そしてモアイが教えてくれたイースター島の歴史を辿っていくと、この島にとって大切な食材があり、それが私にとっても非常に縁のある食材だったんです!とても嬉しくてレポートはエンジン全開になってしまいました(笑)。

感激!文武両道
才色兼備の女王候補

観光客に伝統舞踊を披露する若者たち

イースター島では1週間に渡って開催されるタパティというお祭りがあります。さまざまな競技やコンテストが行われるのですが、なかにはバナナを担いで走るトライアスロンや、バナナの幹に乗って斜面を猛スピードで滑り降りるというユニークなものもあります。そして優勝したチームの女性リーダーが1年島の女王になるのです。その女王候補のネヘネヘさんとの出会いは、とても印象的でした。彼女にイースター島の魅力や素晴らしさを教えて頂きましたし、また彼女自身がイースター島の魅力そのものだと感じました。まだ大学生なのですが、感心することばかりで。自分が二十歳くらいの時はどうだったかと思い返して「…」となってしまいました(笑)。

伝統的な生地で作った
ドレスを纏うネヘネヘさん

番組でもご紹介していますが、女王候補は何でもこなせないとなれません。本当に大変なのですが、ネヘネヘさんのすべての言葉には愛があって心から感動しました。大きな目標を持つと、そのことだけに心が向いてしまいがちですが、彼女は全く逆で、より一層家族や周囲への愛と誇りを感じている…、神々しいほどに素敵な方でした。巨大なモアイは勇ましい男性をイメージさせますが、島の歴史と伝統を支えてきた女性の存在をしっかりと感じました。

こぼれ話

神田朝香さんが、興味が尽きなかったというサツマイモ農家取材について語ってくださったこぼれ話をお楽しみください。

驚きと発見の連続!
イースター島のサツマイモ栽培

モアイを巡る取材では、これまで知らなかったことを知れる喜びや期待がありました。一方サツマイモ農家の取材は、私もサツマイモ農家の娘ですから、栽培方法や手入れ法など、こんな感じかなとある程度予想しながら挑んだのです。でも予想は見事にはずれ、知らないことだらけでした。ですから逆に興味津々で、ディレクターさんに「もう十分撮れたからいいよ」と言われてカメラが止まってからも、質問を止めなかったほどです(笑)。まず驚いたのは、畑に案内して頂いた時に、そこがサツマイモ畑だと分からなかったこと。一面に枝豆のような植物があって、サツマイモが見えなかったのです。ですがこの豆が凄い!毒性があるため、害獣を寄せつけず、さらに土壌の殺菌もしてくれるのです。日本でもサツマイモ農家は、ネズミ、モグラ、イノシシなどの害獣対策、また病気にならないよう土壌を殺菌するのですが、豆を植えることで両方の害から作物を守ることができる…。イースター島の方たちの知恵の素晴らしさと、サツマイモを大切に想う気持ちに感動しました!

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