期間限定の絶景の秘密を探るため
地球の奇跡レンソイスへ
砂浜とは似て非なる大砂丘に
平原さんも大興奮！

今回の取材では、日々初めて体験することばかりで、興奮の連続でした。僕にとって、毎日がふしぎ発見！でした。もちろん、ミステリーハンターとしてちゃんとレポートできるか、挑戦をうまくできるかという不安や緊張もけっこうあったのですが、それを上回る面白さ、楽しさがありました。とても貴重な体験をさせて頂いたと思っています。僕のそんな新鮮な感動が番組をご覧のみなさんにも伝われば嬉しいです。

海外へは、競技会に出場するため何度も行っていますが、観光はしたことがないんです。試合会場へ行って練習して大会に出て帰ってくる。ですから世界遺産も今回初めて訪れました。世界遺産には登録されていませんが、レンソイスは、感激しました！砂丘も生まれて初めて見たんです。あの幻想的な美しい景色は、死ぬまで忘れないと思います。一見するとビーチのようですが、全く違いました。高低差があるし、風によって砂丘はどんどん変化していく。砂もとても細かくて、手足に付くとサラッと落ちてくれないのですが、素足で歩くと凄く気持ちいいんです。そして真っ青な湖は、入るといきなり水深2メートルくらいあったりするんです。

レンソイスは、その美しさはもちろんですが、実際に行ってみると、何で？どうして？というミステリーがたくさんありました。それもこの砂丘の大きな魅力だと感じました。

アマゾン川の大逆流・ポロロッカ
世界最長の黒い波を目指し
アマゾンへ！

初めてアマゾン川を見た印象…、あれは海ですね（笑）！日本で見る川のイメージとはあまりにも違います。そして川が逆流する現象、ポロロッカが起こっているポイントを目指して船でアマゾン川を移動して行きました。船旅も初めてだったのですが、とても楽しかったです。アマゾン川に沈む夕日の美しさも印象に残っています。一番の楽しみは食事でした。お母さんみたいな女性シェフが作ってくださった食事が最高に美味しくて。しかもご飯、肉、野菜という僕が大好きな組み合わせを毎食食べられてハッピーでした！

今回の取材では、ブラジルの素晴らしい大自然を知ることができました。そして取材中にいろいろとサポートしてくださったブラジルの方たちもまた素晴らしい人たちでした。特に、ポロロッカについてさまざまなことを教えてくださったノエリオさんとは、「今度は大会で会おう！」と約束をしたほど親しくなりました。ブラジル滞在中は、サッカー大国だなぁと感じることがよくありましたが、実はサーフィンでもオリンピック金メダリストや世界ランク1位の選手もいて、サーフィン強豪国でもあるんです。アマゾンを取材していた時、大自然の中で暮らす人たちの逞しさのようなものを感じたのですが、ブラジル出身のサーファーの強さの秘密が少しわかったような気がしました。

そして遂に現れたポロロッカは、これまで自分が見てきた波とは違う迫力がありました。同じ波でも海の波とは勝手が違うことは見るだけですぐにわかりました。僕はポロロッカに乗るというチャレンジをしましたが、単に乗るだけでなくある目標を持って挑みました。その目標をクリアできるのか？というところを見て頂きたいですし、ポロロッカに乗った僕のサーフィンにも注目して頂きたいです。競技会では絶対見られないサーフィンをしています！

いざ、黒い波に挑戦！
平原さんのポロロッカ体験とは？

サーフィンでは、主に3種類の波があります。海では、それぞれの波が起こるポイントを探して乗るのですが、ポロロッカは川幅や川底の地形によって波が変化し、3種類の波が次々と起こるというのが面白かったです。また海では常に前方に見えるビーチがなく、延々と目の前はアマゾン川というのも、海では体験できないことでした。

何とか目標タイムだけはクリアしたいとこれまでの経験を総動員して挑みましたが、海とは違うことだらけでした。無事目標をクリアできましたが、実はアマゾン川に落ちたくない！という思いが自分を支えていたのかもしれません。流木とかも波に流されていましたし、落ちたら川の中にはピラニアやワニとかもいそうじゃないですか（笑）！しかも落ちてからジェットスキーに救助してもらうまでけっこう時間がかかるんです。絶対落ちたくない！と思いました。でもそんな思いも含め、とても貴重で楽しい体験でした。今度は海で今回の経験を活かせればと思います！