今回はジャマイカへ！
テーマはカリブの海賊？

最初にこの取材についてお話を聞いた時は、「海賊という人たちは実在したの!?」と思ってしまうくらいの認識だったんです。漫画などでは馴染みがありましたがどうも現実味がなくて…。

ジャマイカも今回初めて訪れる国で、一体どんなところなのかと期待を膨らませながら出発しました。実際に行ってみると、町の人たちがとても陽気！町中で知り合いを見かけると離れた場所からでも「やあ！」と、そこから大声での会話が始まる感じですね（笑）。そしてすごく暑かったです！そんな陽気で明るい色彩の町を車で移動していると、スペインの植民地時代を物語るような古い建物が幾つもあって、少し不思議な感じもありました。

カリブの海賊の一大拠点があった
ジャマイカならではの発見が色々！

海賊というと“海賊ごっこ” とかワクワクさせるイメージがありますよね。やはり何かロマンを感じながら、海賊がいた時代の景色を想像したり、ワイルドな姿に憧れて恰好を真似たりするのだと思います。私もアイドル時代のライブではステージを海賊船に見立てるなど、海賊がモチーフに使われたことがありました。まさかまた海賊のコスプレで取材できる日がくるなんて（笑）！ただ今回の取材では、かつてジャマイカにあった海賊の楽園といわれる町や、彼らの様子をかなりリアルに感じることができました！

海賊にまつわる品々が保管される研究所で見ることができたのは「これは何!?どうやって使うんだろう？」と、すぐにはそれが何か理解できない品々…。ロケの前に海賊船がどんな船を襲ったかまでは自分なりに調べられましたが、その品々からは、海賊たちの具体的な襲撃の仕方まで見えてくるんです。これは「なるほどー！」という面白い発見でした！

水中に沈んだ謎多き海賊の都へ！

「海賊の都はここに沈んだんだ」と教えて頂いたところは、「ほんとに!?」と思ってしまう景色でした。とても静かできれいな海が広がっていたんです。でもいざ潜ってみると、それらしいレンガが幾つか残っているのではなく、明らかに建物だと分かる石組みが！ほかにも、私のイメージ通りの豪快で今を楽しく生きる海賊の姿を物語るような痕跡も残されていたんです。

今回の見どころは？

この取材で私が一番ビックリしたのは、カリブの海賊が人の宝を奪うただの悪者、というだけではなかったことです。これは驚かれるところだと思います！その背景として、ジャマイカが植民地だった時代のことを知りました。

そして海賊の行いは決して良いことではないけれど、でもその時代を乗り切って、今に繋がる歴史のとても大事な部分を生きた人たちでもあったんだな、と思うように。様々な歴史を経て今あるジャマイカの町や人々のことも、あらためて素敵に見えました！

いつも◯◯◯ている？

船に乗っていても、少しの待ち時間でも、シーンとしていることがないんです。ジャマイカで印象的だったことのひとつが「みなさんがよく歌う」でした。乗り物で移動していると日本人は外の景色を眺めるなどしますが、ジャマイカでは誰かしら…、一人でも歌いだされるんですよね。

このロケでは帰国の飛行機が欠航になって、急遽もう一泊することに。そこで空港から大きなバスでホテルへ移動したのですが、バスの車内でも一人が歌い始めました。「乗客のみなさんは、見ず知らずの方同士ですよね!?」という私の疑問をよそに、教会で歌われるような神聖な雰囲気の歌は、段々と合唱のようになっていったんです。日常の中に歌があって、歌いたいと思う瞬間がある。それで見ず知らずの人とも一つになれるって、すごく素敵だなと思いました！