日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2023年2月25日 よる9時から放送

第1664回

インド情熱革命ing

ミステリーハンター

みほとけ 

1994年10月27日生まれ。神奈川県鎌倉市出身。2015年アイドルとしてデビュー。2018年アイドル卒業後、仏像やお寺の面白さを発信すべく、本名の「みほ」と「ほとけ」を掛け合わせ「みほとけ」と名乗り、芸人として再デビュー。年間100以上のお寺を訪れ、拝観した仏像は2000体を超える。「仏モノマネ」をSNSで公開するなど、幅広く活動。ミステリーハンターは今回で3回目。

今年、人口世界最多となるインド。さまざまな分野で世界的に存在感を高め、勢いを増しています。そんなインドで新時代を築いている人たちを取材したミステリーハンターのみほとけさんにお話を伺いました。

激動するインド
熱き想いで新時代を
築く人たちに迫る!

仏像を愛する私にとって、インドはずっと憧れの国でした。お釈迦様の教えは、どのような文化、社会で生まれたのか肌で感じてみたいと。ですが、取材を終えて今思うのは、私のインドのイメージはいささか古過ぎ、ステレオタイプ過ぎでしたね(笑)。取材を進めていくにつれて、今のインドにどんどん魅かれていく自分がいました。お会いしたすべての方たちが、とても生き生きとしていたのも印象的でした。そしてこれからもっともっと魅力的な国になるんだろうなと感じました。

3つの宗教寺院が混在した
世界遺産・エローラ石窟群

全国から全世界へ!
注目が高まるインド映画
そしてIT企業の現場とは?

インドの取材から帰国して、毎日のようにインド映画を観ているんです。でも実はこれまでほとんど観たことがなかったのです(笑)。数々のヒット映画を手掛けたラージャマウリ監督を取材させて頂くことになり、話題の『RRR』を観て一気に開眼しました(笑)。エンタメの魅力がすべて詰まった素晴らしい作品で心底魅了されました。インド映画に激しいバトルや、めっちゃ踊ってる!くらいのイメージしかなかった自分は何と残念だったことか。インド映画のイメージが一新されました。監督にお会いした時の私は、興奮MAX(笑)。そして監督にお話を伺いますますファンになってしまいました。本当に素敵なジェントルマンでしたよ!

世界一大きな映画スタジオ
ラモジ・フィルムシティ

また取材をして初めて知り感動したのは、インドでは映画は生活の一部だということ。単なるエンターテインメントではないんです。教養や道徳を身に付ける手段であり、家族の絆を深めるツールでもある。そんなところも素晴らしいと感じました。少し前まで、ステレオタイプのイメージしかなかった私ですが、今では憧れやマイブームをすっ飛ばして、絶対にインド映画に出たい!!心に火が付きました(笑)。

IT企業での取材も、印象的でした。ITは20世紀に生まれ、21世紀に主要産業になったお仕事ですが、働くみなさんも先進的でした。競争の激しい業界だと思いますが、ピリピリした雰囲気はなく、活気がある。ちょっと先の未来を覗かせて頂いた気分になりました。

今インドで飛躍的に増える仏教徒
その最高指導者は日本人!?

そして、今回の取材で最も情熱的でエネルギッシュだった方、佐々井秀嶺さんを多くの方に知って頂きたい!と思います。インドで活動をなさっている僧侶なのですが、人に寄り添うということの神髄を教えて頂きました。佐々井さんは仏教の教えを説くことだけに止まらず、学校や病院の設立やインフラ整備などもされ、もの凄くたくさんの人たちを、安心して自信を持って暮らしていけるように導いてこられたのだと思います。そしてとってもチャーミングなんです!インドのみなさんから本当に慕われていました。

憧れのインドの今を取材して、インドは仕事したい!住みたい!国になりました(笑)。私もそうでしたが、インドにステレオタイプのイメージを持つ方に是非見て頂きたいと思っています。カレーとか、ガンジス川で沐浴とか、ヨガとか(笑)。インドで今最も熱いところ、そして熱き人たちの魅力をお伝えします!

こぼれ話

みほとけさんが、「ご一緒できて本当に幸せでした」と語る佐々井秀嶺さんにまつわるこぼれ話をご紹介します。

みほとけさんが敬愛する
平安時代の上人を
彷彿とさせる佐々井さん

佐々井さんは、年齢を伺って信じられない!と思うほど日々エネルギッシュに活動をなさっていますが、常にとても繊細な優しさを示してくださる方でもありました。密着取材で、仏像の開眼法要が行われるお寺へ車で10時間かけて移動した時があったんです。その時に佐々井さんの車を追っていると、佐々井さんの車が止まることがあるんです。それは2時間おきくらいに必ずあって、私たちのことを心配してくださるんですね、「大丈夫か?」「お腹すいてないか?」と。インドの方たちが心から佐々井さんを敬い慕う気持ちがよくわかりました。そんな佐々井さんとご一緒していて、21世紀の空也上人(くうやしょうにん)だ!と思いました。実は私が最も好きな仏像のひとつが、空也上人立像。空也上人は、平安時代にまだ仏教が貴族など特権階級の人たちの信仰だった時に、庶民にも教えを広めた僧侶で、庶民の暮らしを良くするためにインフラ整備も行っていました。まさに佐々井さんの活動そのものです!現代の空也上人とも言える方を密着取材させて頂き、何ともありがたく貴重な体験でございました!

もっと佐々井さんについて知りたい!と思われた方におススメの書籍と映画を担当ディレクターに教えてもらいました。

●書籍『世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う』白石 あづさ (著)
●映画『ジャイビーム!インドとぼくとお坊さん』

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