戦国の世を生き抜き
天下統一を果たした徳川家康
その素顔とは？

今回は戦国武将の織田信長と徳川家康がタッグを組んだ戦・長篠の戦いを取材しましたが、改めて家康は“人を見る目”を持つ戦国武将だと感じました。偉大なる戦国武将は数々いますが、決定的な時に状況を見誤る、また信頼を間違ったところに置くことで、無惨な最後を迎える武将は少なくないと思います。

信長と家康が組んだ天下分け目の戦いには、相手側の不意をつく極秘作戦をたてた家康の家臣がいましたし、ある事件により家康が命を狙われた時には、命懸けで家康を守り、その後の天下統一でも欠かせなかった家臣の存在も。忠誠心、決断力、発想力、様々な色を持つピカイチな武将を自分の配下に置いたことが徳川の歴史にも繋がった、そんな側面も見えてくると思います。

今回の一番の見どころは？

この取材で一番の発見だったのは、徳川家康の天下統一に欠かせなかったある家臣の生き様です！その人物像が伝わる驚きのエピソードや、貴重なゆかりの品々なども注目ですね。
ほかにも今回ある再現シーンに、以前ミステリーハンターを務められたあの方がスペシャル出演されます！

徳川家康の天下統一の鍵を握るお城
国宝・彦根城へ！

今回も城郭考古学者の千田嘉博さんに、お城や戦について色々なお話を伺うことができました。また先生と一緒に、徳川家康が天下統一に向けた戦いのために作った名城へ！城に攻め入りながら…、おそらく鉄砲や矢に大分打たれながら、この城に隠されていた秘密を探ってきました！

そして城に命を吹き込んだ戦国武将の魂は、たとえこの世を去っても今でも感じられること。それを新たに発見しました！

□湯之島館
千年以上の歴史を誇り、戦国時代には織田信長が入ったとされる下呂温泉。草津や有馬と並ぶ日本三名泉の一つ。取材では昭和6年創業の「湯之島館」へ。源泉かけ流しの湯は疲労回復や健康増進に効果があるとされる。
住所 岐阜県下呂市湯之島645

□織田・徳川の連合軍と武田軍の決戦場 設楽原（したらがはら）
織田信長・徳川家康の連合軍は、武田信玄との決戦場となった設楽原におよそ2kmにわたり馬防柵を設置。これにより火縄銃での攻撃に加え、最強と恐れられた武田軍の騎馬隊の侵入を防ぎ、戦いに勝利した。現在は復元された柵を見ることができる。
住所 愛知県新城市竹広大宮清水1-9

□「萬亀楼」
織田信長が安土城で祝宴を開き徳川家康をもてなしたメニューが残されている京都の老舗料亭。祝宴では千年生きる縁起の良い生き物とされたツルや、家康の大好物のタイをはじめ豪華絢爛な料理が次々出されたという。
住所 京都府京都市上京区猪熊通り出水上ル蛭子町387

□「誉田屋源兵衛」（こんだやげんべえ）
徳川四天王の一人であり戦国武将の井伊直政が、徳川家康から贈られた孔雀の陣羽織。その陣羽織を、創業280年を越える帯の老舗「誉田屋源兵衛」の山口源兵衛さんが再現。孔雀は毒を取り除く生き物とされ、戦国時代、毒矢から身を守るために陣羽織に使われたという。※孔雀の陣羽織は通常公開されていません
住所 京都府京都市中京区室町通三条下ル烏帽子屋町489

□井伊美術館
個人所有の甲冑や武具を中心に公開している井伊美術館。徳川家康から絶大な信頼を得ていた井伊直政の甲冑などゆかりの品を所蔵する。
住所 京都府京都市東山区花見小路四条下ル4丁目小松町564

□彦根城
水路に利用できる琵琶湖に近く、また2つの街道が合流するポイントにある彦根城は、徳川家康が豊臣家との戦いに備え戦略的に築いた城。国宝に指定されている天守は、大津城の天守を元に作り直されたといわれ、当時としては驚異的な速さで城が完成。
住所 滋賀県彦根市金亀町1-1

□琵琶湖のジップライン
番組でハリー杉山さんも体験した琵琶湖の「ジップラインアドベンチャー」。森に張り巡らされたロープに滑車をスライドさせて滑空するアトラクション。
びわ湖バレイ 滋賀県大津市木戸1547-1

□飛山城史跡公園
番組の再現シーンで登場した飛山城。鬼怒川左岸の段丘を利用して造られた城は、北と西を鬼怒川が流れ、南と東は二重の堀によって守られる。現在は国指定史跡となり、堀と土塁、建物8棟、木橋、大手門が復元・整備され城跡公園となっている。
住所 栃木県宇都宮市竹下町380-1

※情報は2023年1月現在