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2022年11月5日 よる9時から放送

第1653回

旅立ちのウィーン
美しき流浪の皇妃エリザベート

ミステリーハンター

米津 れいみ(よねづ れいみ)

大阪府出身。宝塚歌劇団星組男役スター「拓斗(たくと)れい」として活躍し2021年に退団。現在はモデル・俳優として活躍中。趣味は舞台観劇、映画鑑賞、温泉巡り、ゲーム、美容、料理、ヨガ、小顔フェイシャルヨガ。特技は日本舞踊、三味線、ダンス(ジャズ・バレエ)、アクション、殺陣。RYT500 全米ヨガアライアンスの資格を持つ。
ミステリーハンターは今回が初めて。

ヨーロッパで最も美しい皇妃、と言われていたオーストリアの皇妃エリザベート。その生涯がウィーンで舞台化され、さらに宝塚歌劇団など世界150カ国で公演されると各国で大ヒット。一体なぜ100年以上前の一国の皇妃に、世界中が惹きつけられるのか?昨年宝塚を退団し、今回ミステリーハンター初挑戦の米津れいみさんがその秘密に迫ります!

見えてくるのは…
美しきオーストリア皇妃の知られざる素顔?

取材に行く前は、私もやっぱりエリザベートの美貌に惹かれたり、憧れからそのドレスに注目したりしていたんです。でも今回、実際にウィーンを訪ねて、エリザベートが皇妃として移り住んだシェーンブルン宮殿などを巡ることで、その本当の姿に近づいていけた気がします。

宝塚の「エリザベート」を観て以来
大ファンになったという米津さん。

100年以上前のオーストリア皇妃だった女性の立場は、どんなものだったのか?エリザベートが過ごした宮殿で、その様子を見聞きしていくと、華やかさに隠れた部分が色々分かってくるんです。そしてそれをふまえた時に、意思の強さや覚悟など、エリザベートの姿が新たに見えてきました。

豪華な宮殿の中でエリザベートは
一体どう過ごしていたのか?
再現シーンも色々登場!

またエリザベートは自由奔放といわれていて、私も以前は、それは性格的なものだから生き方も自ずとそうなったのかなと思っていました。でも取材を通して、単に奔放さで周囲を巻き込んだというより、立場的な制約や不自由さに対して、黙って我慢するだけではない正義感や行動力があったのでは?と見方が変わったんです。

実は、エリザベートは2人いた!?

そんなエリザベートが、窮屈な宮廷生活への抵抗として行っていたことは、すごいな!と思った部分です。私も再現シーンで同じことに挑戦しましたが、かなりキツくて、とてもじゃないけれどエリザベートのようには…(笑)。でも遠い存在の方だと思っていたエリザベートに、実は私たちと共通するところも。そこもぜひ注目して頂きたいところです!

ウィーンの街にも発見がいっぱい?

オーストリアの首都ウィーンというと、歴史ある建物や街並みのイメージがありましたが、実際に行ってみると、少し不思議な気持ちに…。というのは思った以上に緑豊かで、都心でも建物が続く景色から道一本で、すぐに緑豊かな公園へ!?それがとても印象的だったんです。

また時を重ねた建築物は、汚れが目立つところもありそうですが、白い建物が多いにもかかわらずきれいに保たれていました。ふと見たら、古そうな建物が高圧洗浄機の様な機械でバーッとお掃除されている様子も(笑)。本当にどこをとっても絵になる場所ばかりでした。

ウィーンといえば音楽の街
そのいきさつとは?

ウィーンの街を取材した時は、時間の使い方が私たちと少し違うのも気になったポイントです。仲間と語り合ったり、ふれあったりする時間が一日の中で長く取られているようでした。その時々のストレスはそんな場で上手に発散されて、さらに繋がりも深まって、明日を生きる活力になっている感じです。だから頑張り過ぎるのもよくないんだなと(笑)。実はウィーンは「世界で最も住みやすい街ランキング」で第一位に選ばれていて、今回はその秘密も探ってきました!

こぼれ話

ここでは撮影の裏話をご紹介!

エリザベートの衣装にまつわる秘密!?

真っ白なエリザベートの衣装は、私も含めて宝塚ファンの誰もが憧れる王道の衣装です。今回一番初めの打ち合わせでは、再現シーンでこの衣装を着用するかもしれないとのお話が!私は男役だったので、「ついにエリザベートの衣装に身を包む夢が叶う!」と思いました。ですがその後、この衣装についてのお話はなく、台本にもそれらしい箇所は見当たらず…。白い衣装のシーンはなくなったのかなと、実は少し悲しい気持ちを抱えながら(笑)、ウィーンのロケへ出発しました。

ところが到着すると、現地でエリザベートの白い衣装とカツラ合わせをすることに!スタッフの方がサプライズにして下さっていたんです。カツラは撮影等でも使われる忠実に再現されたものでした。衣装はウエスト部分に付いている輪っか状のものでかなり締め付けましたが、でも、エリザベートの実物のコルセットを見たら、それどころではない細さ。しかも美を求めるだけではなく、意志を持って国の務めをされていたのかと思うと、並々ならない努力が感じられて…。取材を通してエリザベートへの憧れが、尊敬の気持ちに変わっていきました。

「エリザベートの生き方を知ってから挑んだ
再現シーンでは、高貴なエリザベートに一歩
近づけた気がしてウルッとしました」(米津さん)

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