日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2022年9月3日 よる9時から放送

第1646回

大躍進中!アジア観光大国!
モルディブ&シンガポール

ミステリーハンター

篠原 かをり(しのはら かをり)

1995年2月20日生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程に在籍し、分子生物学、動物文学を研究。趣味はクイズ、観劇、料理、プロレス。著書は「フムフム、がってん!いきものビックリ仰天クイズ」(文藝春秋)、「ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!」(徳間書店)など。
ミステリーハンターは今回で10回目。

次回「世界ふしぎ発見!」の舞台は、アジアの人気観光地モルディブとシンガポール。世界各国の観光立国がコロナ禍で苦戦を強いられるなか、この二つの国は躍進をとげ、世界からも注目を集めています。大躍進の秘密を探ったミステリーハンターの篠原かをりさんは、現地でどんな発見をしたのでしょうか?

リゾートアイランド・モルディブは
昨年インスタグラムに投稿された
旅先ナンバーワンに!

今回の取材のテーマはコロナ禍で躍進した観光立国ですが、その理由を探っていくと二つの国で全く違っていたのがとても興味深かったです。モルディブは、もともとあった特色が躍進につながりました。実際にリゾートホテルに行くと、3密になる状況がなく美しい海と島を心おきなく楽しめるのですが、それはコロナ以前も同じだったと思います。1島1リゾートを発明した人は本当に凄いですね。ともすれば不利なこの国の特徴を見事世界屈指のリゾートにしたのですから。そしてレポートもしましたが、海を守るための取り組みにも力を入れていて、モルディブはこれからも憧れのリゾートであり続けるのだろうと感じました。余談ですが、滞在中どの島でもWi-Fiは繋がり、そちらの環境も完璧でしたよ(笑)。

ダイバー憧れの巨大生物との遭遇を目指し
ポイントへ向かう篠原さん

そして海のレポートでも貴重な体験ができました。ダイバーが一度は見てみたいと思う生きものが集まるポイントへ行き、ハプニングがありつつも、遭遇することができました!今の時期は遭遇率が高いそうですが、トライできる機会が限られているので、ツキを信じるしかないという心境だったのですが…。ガイドの方はその生きものを「マジェスティック」と表現していましたが、まさにその言葉通り荘厳で、堂々とした雰囲気でした。大型の生きものは、イメージより動きが速いことが多々あるのですが、目の前でゆっくりと泳ぐ姿はとても美しく感動しました。

伝統料理を作って頂いたご家族

シンガポールの大都市に生息する
野生動物を追う!

もともとあった魅力がコロナ禍で再認識されて躍進したモルディブに対し、シンガポールは新たな魅力が躍進の原動力となっていました。行き詰ったからこそ、試行錯誤がなされ、新しい魅力を作り出したと言ってもいいかもしれません。シンガポール滞在中は、ほとんどある野生動物を追っていました。街の中心を流れる川に生息していることで注目されているのです。その動物を7年調査されている方と連携して遭遇を目指しました。生息地の川は、マーライオンなど人気スポットの近くを流れているので、運が良ければ観光中に会えるのですが、想像していたほど簡単ではなかったです。久々の海外ロケで、野生動物を追うってこういうことだったよな、と思い出しました。南米のジャングルでも大都市でも同じですね(笑)。

環境にやさしく食料自給率も上げる
先進的な食への取り組み

またコロナ禍で食料調達への危機感が高まり急速に研究開発が進んだ代替食品の取材は、私自身学生時代学んだ分野とも重なりとても面白かったです。実際にその食品を頂いてみて、味に関しては本来の食材と変わらないレベルまできていると感じました。私が日本で食べたものより、さらにリアルで、バリエーションもある。まさに最先端だと思います。今はまだちょっと価格が高めなのでそれさえクリアできれば、いずれ世界的なスタンダードになっていく可能性を感じました。

野生動物のレポートでは、開発や発展の過程で失われた自然環境がテクノロジーによって回復した事実を見ることができたと思います。また代替食品の取材では、さらなる技術の進歩が世界のさまざまな問題の解決の糸口になり得ると実感しました。シンガポール動物園に行けなかったのはちょっと残念ですが(笑)、テクノロジーの進歩に希望が持て、より良い未来が想像できる魅力的な国だと感じました。

こぼれ話

篠原かをりさんのこぼれ話、お楽しみください!

街頭インタビューで発見!

モルディブに個人で行った場合、1島1リゾートのホテルで過ごす方が多いので、現地の方と交流する機会はあまりないと思いますが、今回は取材を通してさまざまな方とお会いすることができました。みなさんとても優しかったです。ただ…みなさんどちらかというとシャイでインタビューはちょっと大変でした。取材を嫌がられている訳ではなく、丁寧に答えてくださるのですが、カメラに対して控えめな方が多かったです。なんとなく南の島の人は陽気だと勝手にイメージしていたのですが(笑)。一方、シンガポールの空港では積極的に声をかけてくださった方がいて、私もつられて楽しい気持ちになりました。アメリカから観光に来られたらしく、「シンガポールは美しい風景をもつ素敵な国。しかし、アメリカも負けてない」と。彼らはまさしくイメージ通りのアメリカ人でした(笑)。実は私もこれまでは街頭インタビューをしていると避けて通っていたのですが(笑)、今回の経験から外国人クルーが取材をしていたら協力しようと思っています!

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