今回のテーマはサウナ
清水さんがサウナ好きになったきっかけは？

19歳の大学生の時、ダイエットが目的でジム通いを始めて、毎日同じ時間に行くうちに、そこで会うおばちゃんたちと仲良くなったんです。気軽に何でも話せて、すごく居心地がよくて（笑）。そんなおばちゃんたちとお喋りしたいから、一緒にサウナに入るようになって、サウナの入り方や水風呂のことを教わっていたら、どんどんサウナが好きになっていきました！

フィンランドのサウナを体験した感想は？

大好きなサウナの本場なので、それだけでもうワクワクしたり、ドキドキしたり！日本ではお店の方が行う、熱い蒸気を発生させるロウリュを自分でできたのも嬉しかったです。またフィンランドでは、日本で水風呂に入るのと同じで、外に出て火照った体を冷ますのですが、それが住宅地の真ん中のこともあれば、自然の中で行うこともありました。日本では体験できない部分なので、新鮮で楽しかったです。

サウナのイメージが激変するモバイル型も？

フィンランドの人たちは、車などにサウナを取り付けて、色々な場所で楽しまれていました。その中には、オーロラを見ながら外気浴をするサウナまであるんです。この撮影は本当に大がかりで、オーロラが見られるポイントへ行くまでは、動けないほど厚着をして、機材などを積んだソリを牽引しながら、遭難したかと思うような吹雪の中を突き進みました！正直、「サウナだけのためにここまで？」と考えずには…。

でも、実際に体験すると、それら全てを含めてサウナだと思ったんです。サウナは温度なども大事だけれど、それだけではなくて、その時々の私の気持ちや状況でも変わってくる、一期一会のようなものかもしれないと思って…。本当に別物のサウナ体験でした！

さらにエストニアへ！
そこには特別なサウナが？

無形文化遺産に登録されたサウナが、エストニアにあるんです。この国では、厳しい冬を乗り切るためフィンランドに次いでサウナが広まっているそうです。そこで体験した伝統的なサウナは、サウナのルーツというか、その根っこみたいなものを、お話だけではなく体でも感じられました。サウナは楽しいコミュニケーションの場にもなるけれど、このレポートではまた別のサウナの姿を見つけられると思います。

サウナを取材した感想や
今回の見どころは？

今、サウナブームで、フィンランドのサウナはこうで、日本のはこうだとか、それぞれ違うところがありますね。フィンランドのロケでは、色んな人たちと一緒にサウナに入ったので、帰国後に一人でサウナへ行くと、少し寂しいなと感じたことも。

でもこのサウナ旅では、サウナのルーツや、サウナがその土地や文化、環境などによって変わることを知りました。それぞれに形を変えながら愛され、根付くことも。それは本当に面白い発見でしたし、すごく素敵だなと思ったんです。日本なりのサウナ文化と、他の国のサウナは比べるものではないし、「サウナとは」と、とひと言で表現できるものではないんですね。

正直、初めは自分がミステリーハンターを務めることが不安で、もしコメントが「気持ちいい」だけで終わってしまったらどうしようかと…（笑）。でも実際は、サウナについて本当に多くの発見があって、その魅力がより一層深まったことも嬉しくて！水風呂をはじめ“日本ならではのサウナ”もまたあらためて大好きになりました！

オーロラサウナ撮影・裏話

オーロラが見られる場所へはスノーモービルで向かいましたが、やっぱり相当な防寒が必要でした。ガイドのユッシさんから寒さ対策を色々教わって、その中には思わず驚いてしまったアドバイスも。寒いとほっぺたが赤くなりますよね。でもこの時に言われたのは「ほっぺたが白くなってきたら、凍っているってことだから、その時はさすらずに手を当てて溶かしてね」というもの。確かにそれも納得の寒さでした！

また寒さ対策ではありませんが、ユッシさんの言葉で「サウナに入る前と入った後に見た景色は、感じ方が全然違うよ」というのがとても印象的でした。私はオーロラサウナが初めてだから、より強くそれを感じられるけれど、体験を重ねたユッシさんも、そうやって何度も感動されているんだな、それがすごく素敵だなと思って。

撮影が行われた1月はオーロラがよく出るけれど、曇って見えないことも多いと聞いていました。実際に撮影当日の天気予報も曇りで、そんな中で現れたのが白銀の世界を緑に染めた今回のオーロラです。撮り終わった後…、みんなでよく分からないけどウワー！って、抱き合いました！

＜Tundrea Holiday Resort & Restaurant＞
住所 Käsivarrentie 14188, 99490 Kilpisjärvi, Finland