みどころ

年に一度、宮城県で行われる「女子駅伝日本一」決定戦。
オリンピックや世界陸上の代表が多数出場する、日本最高峰の舞台。
選手たちの想いも熱く、フィニッシュ地点では毎年、勝ったチームの歓喜と負けたチームの涙が交錯する。

前回大会、16年ぶり二度目の優勝に輝いた資生堂が、史上9チーム目の連覇に挑む。

10月のMGCで見事パリ五輪代表の座をつかんだエース一山麻緒を中心に、世界陸上2大会連続代表の五島莉乃、ベテラン高島由香など実力者がそろう。
ワコールから加入した井手彩乃は1500mで日本選手権3位に輝いたこともあるスピードランナー。

画像

前々回の女王・積水化学はリベンジへ。名門・名城大から山本有真が加入。

名城大学の5年連続2冠に貢献したゴールデンルーキー山本有真が入部。
5月のアジア選手権5000mで金メダルを獲得するなど、実力をいかんなく発揮している。
マラソン日本歴代2位の新谷仁美や楠莉奈(旧姓鍋島)などエースがそろうが、今年の世界陸上マラソン代表佐藤早也伽は、その後のMGCを回避しており、状態が気になるところ。

画像

過去3回の優勝を誇るJP日本郵政グループも女王返り咲きを狙う。

エース廣中璃梨佳は今季、あの新谷以来となる世界陸上10000mで7位入賞を果たすなど、さらなる進化を遂げている。
またMGCに出場した鈴木亜由子、太田琴菜、アジア大会のマラソンで5位入賞を果たした大西ひかりなど、長距離適性の高いランナーがそろう。

画像

MGCでパリをつかんだ第一生命グループ鈴木優花、可能性を残したエディオン細田あい。

MGC優勝で、見事パリ五輪マラソン代表を決めた鈴木優花。
大卒2年目だが、去年のクイーンズ駅伝はコンディションが合わずに欠場。
満を持しての初登場が期待される。また第一生命グループは、アジア選手権10000m金メダルの小海遥も成長著しい。
2枚看板の好走で上位を目指す。
去年初めてクイーンズ8入りを果たしたエディオンの細田あいも期待大。
MGCでは3位に入り、パリ代表の可能性を残した。去年は5区で5人抜きの快走。その再現を目指す。

画像