ニュースの視点

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事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、TBS NEWSのキャスターが、政治部、経済部、社会部、海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2019年11月05日放送

#2560「死刑を免れた男たち〜仮釈放後の生活〜」

解説   :「報道特集」 巡田忠彦 記者
キャスター:河野千秋

【テーマ】
現在、全国の刑務所には、約1800人の無期懲役囚が服役しています。以前は15年ほどで仮釈放されたケースも少なくなかった無期懲役も、2004年の法改正後は、仮釈放はほとんど認められず、塀の中の高齢化に拍車がかかっています。そんな中、仮釈放された無期懲役囚、「死刑を免れた男たち」の素顔に迫ります。
【放送後記】
約1800人。まずこの数に驚きました。そもそも無期懲役囚がいるということは、被害者も(少なくとも)同じだけいるということ。そして残された家族や友人がそれ以上にいるということ。被害者たちの存在抜きに今回の問題を語ることはできません。このうち仮釈放されるのは年間わずか10人足らずだといいます。被害者側の感情や、最近の厳罰化の流れを見ると、当然と思うかもしれません。ただ、実際に刑務所の中の実態を目の当たりにすると、今のあり方が果たして正しいのか、と、疑問も湧いてくるのです。自分の罪をすっかり忘れてしまった高齢の受刑者。そうした高齢者の入浴を介助する受刑者たち…。そうした中で、更生保護法人「古松園」の取り組みには本当に頭が下がります。社会でどう受け止め、再出発を支えるのか。「誰かが」、「どこかで」ではなく、「ここで」、「自分が」やらなければという岩戸園長の思いは温かく、素晴らしいと思いました。死刑を免れた、無期懲役囚。皆さんは、どう感じましたか。(河野千秋)

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