CSR

活動報告
社会貢献

2019年12月23日

TBSアナウンサーによる「視覚障がい者むけ朗読会」を実施!

〜小笠原亘アナ、出水麻衣アナ、山内あゆアナ、向井政生アナ(五十音順)〜

左から浦口直樹P、出水麻衣アナ、山内あゆアナ、向井政生アナ、小笠原亘アナ、清水大輔P

TBSは12月15日(日)に(公益社団法人)東京都盲人福祉協会に於いて全盲の大胡田誠弁護士主催の「視覚障がい者向け朗読会」を実施しました。このイベントはCSR活動の一環で、社員アナウンサーが人気作家の本を朗読するもので、この施設での開催は今年で5回目です。今回のテーマは「おいしい話〜小説で素敵なディナーを〜」で、晴眼者も視覚障がい者も共有できる味覚をテーマに朗読しました。

挨拶する大胡田弁護士

本の選定は浦口直樹プロデューサー(CSRプロジエクトチーム)が、アナウンサーのキャスティングは清水大輔プロデューサー(アナウンスセンター)が担当しました。朗読したのは4作品で「ロニョン・ド・ヴォーの決意」(著:近藤史惠 創元推理文庫「タルト・タタンの夢」より 朗読:小笠原亘)、「メンチカツ」(著:大塚惇平 ヒーロー文庫「異世界食堂」より 朗読:向井政生)「こーちゃんのおみそ汁」(著:小川糸新潮文庫「あつあつを召し上がれ」より 朗読:出水麻衣)「ケーキ」(著:百田尚樹講談社文庫「輝く夜」より 朗読:山内あゆ)で、小笠原亘アナウンサーは「視覚障がいの方に向け朗読するのは初めてでしたが、落語のように楽しく聞いて下さり感激しました。」と話しました。同じく(視覚障がい者向け朗読会は)初参加の出水麻衣アナウンサーは「最初は緊張しましたが、楽し気な場面では声をあげて笑ってくださり、悲しいシーンでは涙を流して感情移入して下さり、本当に嬉しかったです。」と思いを重ねました。
ベテランの向井政生アナは「味覚を言葉でどう表現するかを工夫しました。(ユーモラスな内容だったので)爆笑の渦が沸き起こり、練習した甲斐がありました。」と語りました。
会の掉尾を飾った山内あゆアナは1時間の長丁場に挑戦。「これほど長く朗読したのは初めてです。言葉が皆様の心に届くよう頑張りました。最初から最後まで、真剣に聞いてくださり感謝しています。」と述べました。
清水大輔プロデューサーは「4人のアナウンサーそれぞれが趣向を凝らし、持ち味を活かしてしっかり読んでくれました。」と語り浦口直樹プロデューサーは「今回は長い作品が多く、3時間のイベントとなりました。
皆様が熱心に耳を傾けて下さり、ありがたいです。」と会を総括しました。
主催の大胡田誠弁護士は「毎年、このイベントが楽しみです!今回も言葉のプロであるアナウンサーの朗読を堪能しました!続けていただけたら有難いです。」とお話して下さいました。

今年も満席でした!

※年間約8万タイトルの書籍が出版されていますが、点字や録音本になるのは10分の1以下と言われています。この朗読会は視覚障がいの方に読書の楽しさをお届けするため社員アナウンサーが自身のスキルを活かし、継続的に実施しています。

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