現場レポート

2018.10.7

制作発表会見レポート/後編

前編に続いて10月6日(土)に行われた制作発表会見レポートの後編をお届けします。

——1話を見た感想をお願いします。

有村さん:
早く続きが見たいと思いました。1話を見たら2話、2話を見たら3話が早く見たくなる、こんなに何かをかきたてられる作品になっていたことが本当にうれしいです。いろんな人の感情がちゃんとつまっていますし、それぞれのキャラクターがこれからどう進んでいくのかが楽しみになる1話だったなと思います。

岡田さん:
冒頭のシーンでドローンで学校を撮影するところがあるんですけど、台本で読んだときはどんな風になるのか分からなくて(映像で)見てすごくて迫力のあるシーンだなと思いました。福岡出身で太平洋を見たことがないので、(ドローンで太平洋の海が映っているのを見て)「太平洋、大きいな」と思いました(笑)。1視聴者として自分の演技だったりみなさんの演技を見ようと思ったのですが、デビュー作でもありますし、思い入れが強すぎてあまり冷静に見ることができなかったです。あと、最後のエンドロールでスタッフのみなさんのお名前が映し出された瞬間が一番うれしかったです。「そうだ、この人たちのおかげで自分はこの場に立てていられるんだ」という思いになりました。

「感謝」という言葉を会見中コメントするたびに出していた岡田さん。司会者から「感謝…?」と問われ、「感謝…してます」と引き出されていました(笑)。

町田さん:
(1話を見て)終始温かいなという印象を受けました。個人的な話になるんですけど、懐かしいなという感じがします。今28歳で中学生や高校生のときにTBSのドラマを見ていてすごく純粋な恋愛ドラマというのがたくさんあったんです。それを見て育ったと言っても過言ではないですし、この業界に憧れを抱いたというのがあると思うので、そんな中で今回出演させていただけるというのは本当に光栄だなと思い、感謝しています!

と岡田さんに続いて「感謝」という言葉を使ったコメントで会場を沸かせました。続く吉田さんにも期待が高まる中、「この流れ嫌だな(笑)」と思わず苦笑いの吉田さん。

吉田さん:
このドラマは晶くんを台風の目にして周りの人たちが変化していく流れなんですけど、全体的に登場人物たちが相手のことを思いすぎて本当のことを言わない人たちばかりなんです。なので、見ている方がこうあってほしい、こう展開してほしいということがことごとくないと思います(笑)。そういう意味ではすごくもどかしいドラマなんですけど、そのもどかしさが見ているといつしか切なさになり、最終的にはギュッと胸をつかまれて来週も見たいと思っていただける本当によくできたドラマだなと思いました。毎週ギュッとつかまれる感じを楽しみに見ていただきたいです。

夏川さん:
(聖と晶の)2人の思いがスーッと波のようにつながっていて、無理のない流れの中に2人の感情が入っていて、見ていてとても気持ちのいい1話だなと思いました。あと、この作品は誰かが誰かを思っているやさしいドラマでもあります。そこに怒りだったり、せつなさだったり、いろんな感情が渦巻いて、回を重ねるごとに見応えがあるようになっているのではないかと思います。

——作品では教師と生徒の禁断の純愛が描かれますが、皆さんの忘れられない初恋のエピソードを教えてください。

有村さん:
小学校4年生から6年生の3年間好きだった男の子はいました。バレンタインも1回…2回だったかな? 渡せました。バスケットを頑張っている方で、背は高かったですね。でも恥ずかしくて全然しゃべったことがなかったんです。私のハサミが落ちていて、拾ってくれて「これ、誰の?」って言ってくれて「あ、それ私の…」って言うので精一杯でした(笑)。

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バレンタインデーの結果を聞かれると「1回渡したときにお返しをくれたんですけど、気持ちは分からずでした」とコメント。小学校卒業後、中学校が別々になってしまい、3年間の初恋は終わってしまったのだとか。

岡田さん:
自分は保育園のときなんですけど、近所の公園に行くときに男の子1列、女の子1列になって男女で前から手をつなぐというルールがあったんです。そのとき仲良くしていた女の子と「一緒に手をつなごうね」って約束をした思い出があります。

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保育園という早い時期での初恋エピソードに「お母さま、いかがですか?」と司会者から振られた母親役の夏川さんは「ませててすみません(笑)」とジョーク交じりに返答を。
さらに「母親役をやっているので、自分の子どものような『あーそうだったのね』という気持ちになります(笑)」と晶の母になりきったコメントを続けました。
ちなみに岡田さんも初恋だった女の子とは小学校で離ればなれになって終わってしまったそうです。

町田さん:
僕も保育園です。ちょっと前母と話していて思い出して、すっごい恥ずかしいんですけど、この場で言いたいと思います。相手は先生で、恋というよりは「好き」という気持ちが芽生えたときで、とにかく先生のことが好きで、ずっとつきまとったり、帰るときは泣いたりしてたんです。一番すごかったのがお昼寝の時間。そのころおしゃぶりが手離せなくて、こっそり持ち込んで布団の中でくわえて寝てたんです。そしたらそれをたまたまそ先生に見られてしまって、ショックを受けてそのおしゃぶりを泣きながら河原に投げたらしいです(笑)。

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司会者から「一人保育園日記みたいですね(笑)」とツッコまれた町田さん。「やさしかったですし、大好きな先生でした」と懐かしそうな表情で衝撃(?)エピソードを披露となりました。

吉田さん:
私は小学校3年生のときよく遊んでいた一つ上のお兄ちゃんでした。あるとき『この人好きだ』と思った瞬間から恥ずかしくて顔が見れなくなりました。ある日プールがあってそのお兄ちゃんと他の子と一緒に入っていたんですが、そこでお兄ちゃんと水の中でそっとこう…。

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と、なんとも気になる大人な余韻を残す発言で会場がざわつきました。

夏川さん:
「私も小学校3年生のころの同級生の男の子でした。足が速くて。運動ができる子が小学校の時は人気。かっこいいと思ったんでしょうね」

続いては、記者のみなさんから質疑応答の時間に。

——印象に残っているシーンを教えてください。

有村さん:
1話で聖と晶の距離が縮まる車内のシーンがあるんですけど、そこを撮影しているときはすごく穏やかな気持ちで心地よい空間だったというのを覚えています。

岡田さん:
僕はクランクインした日が教室でのシーンだったんですけど、今まで野球をしていたので暑さには慣れてるから大丈夫だと思ってたんです。でも教室の窓を閉め切って学ランでやったので、「あっちぃな〜」と思いながら今まで経験したことのない暑さでした。それをデビュー作で経験できたということは次の現場でも何か活かせていけるのかなと思っています。

町田さん:
今回1話で聖にプロポーズするシーンがあるのですが、クランクインの日に撮影したんです。(クランクインということで)緊張感と高揚感もありながら、本当のプロポーズというのも緊張すると思うので、いい形で入らせていただけたなと感じたので印象に残っています。

吉田さん:
原口さんを演じるにあたり「先の動きの予測がつかない人」という課題を自分に課しているんです。第2話が原口さんが酔いつぶれるところがあって、現場でもスタッフさんやみんなが「え?」となるシーンになっていますので楽しみにしていただけたらと思います。

すると、町田さんからも「ぜひ楽しみにしてください」とイチオシコメントが。原口さんはこうつぶれるんだねというのが分かるシーンになっているそうなので、第2話をお楽しみに。

夏川さん:
1話で晶を叱った後に家に連れて帰って2人で会話するところがあるんです。そこで台本にはなかったんですが、ジャムの蓋があかなくて、「あかない」ってなってるのを晶がスッとあけてくれたんです。そのやりとりを監督たちが見て「これいいね」ってなって採用されました。シーンの中でとてもいい効果となっているのではないかと思います。

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——1話では晶が聖にビンタをするシーンがあるそうですが、演じた感想と、今後2人のキスシーンがあると思うので、心構えを教えてください。

岡田さん:
ビンタのシーンは、有村架純さんを叩いていいのかという、晶としてではなくて岡田健史の感情が勝ってしまいました。リハーサルで有村さんも監督も「本番のようにやって」と言われたんですけどできなくて、スローモーションのように監督の方を見てやったら「私を見るな〜」と怒られたのを覚えています(笑)。何とか有村さんのお力を借りて撮り終えることができました。キスシーンに関しては、晶がどうしてその場にいるのかとか、どういうことがあってそうなったのか、気持ちを一つ一つ整理しながら大事に撮っていきたいなと思います。

有村さん:
ビンタは晶から突発的に来て驚く出来事だったのであ然とするシーンだったんですけど、現場自体は明るい現場なので、楽しくできた…よね?(岡田さんに向かって問いかける)(ビンタを)受ける側に関しては、待っているだけなので、岡田さんが一番大変だったかなと思います。リハーサルやテストは岡田さんのやさしさもあってあまり本気ではこなかったですけど、本番はきちんとビンタしていただいたのでよかったです(笑)。キスシーンは、お互い役になって対峙しているので、自然な流れでできるかなと思います。

この後はフォトセッションの時間に。
最後に有村さんから締めのあいさつがあり、会見は幕を閉じました。

有村さん:
言葉では表しきれない思いがつまっています。映像もきれいですし、劇中で流れる音楽も主題歌もとっても素晴らしいです。こんなに素敵なキャストの方々、スタッフの方々と作品を作れていることがどんなに幸せで、早くみなさんに1話を見ていただきたいなと心から思っております。思いを込めて作っておりますので、その思いが見てくださるみなさんに届くことを祈って、今日は終わりとさせていただきます。ぜひ楽しみに見てください。よろしくお願いします。


「中学聖日記」第1話は10月9日(火)よる10時から。
いよいよあと2日です。
ぜひお楽しみに。

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