TBSテレビ:日曜劇場『仰げば尊し』

現場レポート

VOL.33  2016年9月18日

みなさんこんにちは!
さて、日曜劇場『仰げば尊し』の最終回から一週間、番組サイト「ファンメッセージ」へ放送後からたくさんの書き込みをいただいておりますが、あらためて、たくさんの方の心を動かしたドラマだったと感じています。ありがとうございます。
「仰げば尊しロスです」という方も多くいらっしゃるようなので、最終回の撮影現場の様子をまた紹介させていただきたいと思います。
まずは、

樋熊先生の病状を知ったヤンキー5人が、「俺たちで先生に広い世界を見せてやろう」と、全国大会への想いをさらに強くしたシーンです。悲しみに打ちひしがれるのではなく、前を向こうとする姿勢は、彼らに“樋熊イズム”が受け継がれていることを確認できるシーンだったと思います。
そんな感動のシーンでは、

良いアングルを探るために、波打ち際に立ちこんでカメラを構える矢崎カメラマンと、アシスタントの桑澤さん、そして照明チーム・町田さんの姿がありました。この日は、サンダルを履いてきて正解でしたね。というか、とても暑かったので、積極的に水に入りたいかも…w
そんな撮影の最中、

カメラの後ろに並んでいるのは、何かの順番を待っているのではなくて、青島が手にしているトランペットに人の姿が映り込まないよう、カメラの後ろに隠れているんですよ。
ここで、青島がトランペットを吹くカッコいい写真を…

このシーンではトランペットは吹いていませんでしたが、撮影スタンバイ中、気持ちの良い景色を前にトランペットを吹いていた虹郎くんです。うむ、絵になりますねぇ〜♪
この5人のシーンが取り終わると、衣装を着替えまして、

石井杏奈さんが加わり、6名が後輩吹奏楽部の応援を終えて話をしているシーンの撮影でした。

6名がそれぞれの道へと進んでいることを伺わせるシーンに、「彼らのその後を見てみたい!」と感じた方は多かったはずですが、そこはひとまず、みなさんそれぞれに想像していただければと思います…。
さて、撮影現場が変わりまして、関東大会へ臨む美崎高校吹奏楽部の前に、樋熊先生がサプライズ登場したシーンの撮影現場です。

生徒のためにタクトを振ってほしいと言う奈津紀先生、
「指揮棒はどう渡しましょうか」
云々、動きとセリフを確認するリハーサルにて、細かな手の動きなども確認する多部さんです。
ほどなく、リハーサルが終わると、カメラアングルや撮影順などを相談する平川ディレクターほかチーム仰げば尊しの面々。

そんなスタンバイ中、輪ゴムで遊んでいるのは瑞季さん&高橋優里花さん♪

でも、なんで輪ゴムなんか持っていたのだろ…?
一方、樋熊先生を連れてきた高杢に対して、
「いいな〜、樋熊先生を独り占めじゃん!」
と寺尾さんと肩を組む太賀くんに声をかける虹郎くんと匠海くん、岳くんたちの図。

そして撮影が進む中、リハーサル室へ駆け込んでくるパーカッションチームを撮影しているところ、
「そうそう、涼子はどうやって入ってくるんだっけ?」
と、涼子を演じる岡崎紗絵さんに声をかけるチーフADの加藤さん、その問いに、
「えーと、こんな感じです…」
と動きをする紗絵さんですが、
「あれ、こうじゃないの!?」
と、モデルのウォーキングを真似る加藤さん、
「俺さ、一度、モデルさんのウォーキングを生で見てみたいんだよねw」
と言って、紗絵さんを笑わせているところです。そう、この日の前日、紗絵さんは「東京ガールズコレクション」へ出演していて、そのときの真似をしてほしいと、加藤さんがふっていたんですw
そのやり取りを聞いていた寺尾さん、
「なにそれ?」
と興味津々なところ、照れくさそうに説明している紗絵さんでした♪

以前の現場レポートで紹介した通り、この日の撮影でクランクアップを迎えたチーム仰げば尊しですが、撮影最終日も変わらず和気あいあいとした雰囲気の中撮影が行われていました。
以上、これにてチーム仰げば尊しの撮影現場の様子の紹介は、これにておしまいとさせていただきます。あらためまして、ドラマと同様に番組サイトもお楽しみいただき、ありがとうございました。
6月5日から撮影が始まり、クランクアップの迎えたのが9月4日のこと。その間、樋熊先生を演じた寺尾さんは、役作りのために10キロ近い減量を行いながら撮影に臨み、吹奏楽部の面々は、撮影の合間に楽器の練習も重ねて演奏力を上げ、そして撮影スタッフは炎天下の撮影で真っ黒に日焼けして…と、それぞれの持ち場で最大限の力を発揮して、この作品をお届けしました。そんな“チーム仰げば尊し”のことを、この番組サイトを通して、少しでも感じていただけたなら幸いです。
最後に、撮影でお邪魔していました、神奈川県のとある学校の写真を紹介させていただきますね。10年以上前に廃校となった校舎は、現在は神奈川県の教育委員会が管理・利用していますが、校舎のあちらこちらには、かつて学生たちが生活していた息遣いが伺えます…

ヤンキー5人衆のたまり場だった屋上からは、遠く大山や丹沢山系が望めます。雲が晴れれば、その向こうに富士山もばっちり♪
校舎のエントランスそばには、平成15年に統廃合により廃校となったことを記した記念碑が。

卒業していった生徒みなさんの想いを集約したような落書き。

仰げば尊し、わが師の恩
教えの庭にも、早や幾年
思えばいと疾し、この年月
今こそ別れめ、いざさらば……

2016年夏・美崎高校吹奏楽部一同

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