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インタビュー

香椎秀樹役 大森南朋さん

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脚本を読んだ感想を聞かせてください。

迫力があり面白かったです。また、キャストが豪華で驚きました。 SATや特殊部隊を取り上げた話はこれまでも警察ものなどにありましたけれど、メインではありませんでした。きっとあまり表に出せないことが多いのではと思います。アクションも盛りだくさんで、迫力がある画になると思います。香椎をはじめ、さまざまな人間ドラマも含まれていて、魅せられるように俳優陣が作っていきます。力の入っている警察もので、男としてこういう世界はとても好きですし楽しみです。
連続ドラマは久しぶりですが、本当にすごいドラマになると思っているので、俳優としてこの作品にこのような役で呼んでいただけるのはありがたいです。

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演じていらっしゃる香椎というのはどんな人ですか?

元SATで、ある事件をきっかけに中丸隊長と懐を分かち、NPSを作った人です。人間的には飄々としているおじさんです(笑)。自分自身と似ているかと聞かれると違うと思うのですが、香椎という人は好きで、原作を読んだときは「やり甲斐があるな」と思いました。純粋にカッコいいです。こういうカッコいい役は久しぶりです(笑)。
SATの中丸隊長とは目指しているところは同じですが、考え方が違うんです。元部下でありながら、というところをかもし出していければと思っています。

演じるときに意識していることはありますか?

香椎は、ふだんはひょうひょうとしていますが、現場で判断力を持って向かっていくときとの切り替えは大事にしています。かっこよくやろうとすると足を踏み外しますから、無意識のまま突き進んでいます。「役になりきる」ということではなく「香椎だったらこういうときどう動くか」、相手や監督にあわせてその中で生まれてくるものから一番いいものをチョイスして、香椎になっていければと思っています。長丁場になりますが、香椎の元SATという片鱗は見えるのでしょうか。あれば一つ一つ決めていきたいです。

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向井理さん始め、共演者の皆さまの印象はいかがですか?

向井さんとは初めてご一緒しますが、好青年でキレイな顔をしている方だな、と思いました。真面目で視野が広く、隅々まで見回している人です。頭がいい人で、現場でも冷静に周りを見渡していますし、次を考えているんだと感じました。でも実際に話したら本当に頭がいい人でまた驚きました。
綾野さんとは以前共演していて、一緒にお酒を飲んだりしていたのですが、今回会ったときに身体作りをしっかりしてきていて、役に関わる姿勢として気持ちが伝わってきます。綾野さんも向井さんも、ぼくが先輩としてどうこう思うことではなく、純粋に「すごいな」と思うことがたくさんあります。

連続ドラマ初出演の土屋アンナさんとの絡みも多いですが…

面白い女優さんです。とても自由な感じで、女優としてはとても力強いです。オープンな方で、たまに目のやり場に困ります(笑)。

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撮影現場の雰囲気はいかがですか?

初日は緊張しました。撮影の最初というのはいつも緊張します。初めてご一緒するスタッフもいますし、どういうペースでいくのか分からないことも多いので。映像に関しましてはしっかり作りこんでいて、力が入っているなと思いました。
アクションシーンも時間をかけて丁寧に撮っていますが、最終形態を知らないんです。早く一連が繋がったところが見たいです。でも、アクションばかりにならず、人間ドラマの部分を置いていかないようにしないと、という意識は常に持っています。
SATチームはごりごりの体育会系のノリで、現場では熱くてびっくりします(笑)。NPSは統率する感じではないので、ふわっとした雰囲気で、香椎もチームの兄貴的存在です。NPSしかり、SATしかり、それぞれのチームはどこか家族のようなところがありますから、ふだんからそういう交流があったほうがいいかな、と思っています。いい空気があると、カメラの前でもそのニュアンスが出ると思っているので、NPSのメンバーと一緒にお酒を飲んで作った空気を持ち込んでいきたいです。ただ隊長役のぼくは指揮官の役割で、一緒のアクションシーンがほとんどないので、後ろめたいと言いますか…申し訳ない気持ちでいっぱいです(笑)。

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ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。

こういう男っぽいドラマの中に居るのは楽しいです。ちゃんと地に足をつけて、みんなと成長していければと思います。原作の香椎は本当にしぶくてかっこいいので、プレッシャーですが、「上司にしたい俳優」トップ10を地味に目指します(笑)。
個人的にはNPSの姿勢には賛成ですが、とにかくご覧いただいて、いろんなことを考えるきっかけになってくれればと思います。どうぞ「S-最後の警官-」をご覧ください。

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